独立系の国際的な機能安全専門機関であるexidaは、ベクターのMICROSAR Classic Safeベーシックソフトウェアを最高レベルの 機能安全基準「ASIL D」に再度認証しました。今回の再認証では、通常の再評価に加え、MICROSAR Classic Safeベーシックソフトウェアが冗長システムでの可用性に関する 安全要件を満たしていることも証明されました。これにより、自動車メーカーやサプライヤーのECU開発者が自動運転機能向けにベクターのベーシックソフトウェアを使用できるようになりました。
exidaは、ベーシックソフトウェアのさまざまな領域のモジュールを評価し、メモリに関する干渉がないことや、冗長システムの可用性を確保する専用の安全要件が適切に実装されていることを確認しました。また、今回初めて、MICROSARの開発に導入された新しい解析手法も評価しました。これは、モジュールの実行時間の上限を保証するもので、実行時間(WCET:worst-case execution time、最悪実行時間)の制限により、自動運転車両のステアリングやブレーキの制御コマンドなどの恒久的な可用性が保証されます。
前回の評価範囲に加え、exidaはEthernetおよびJ1939経由での通信用モジュールと、さまざまなマイクロプロセッサーコア間でのソフトウェアを安全に分離するためのモジュールを評価しました。これにより、安全性が求められるECU向けのシームレスで高性能なソリューションのポートフォリオが完成しました。その結果、ECU開発者は、ベクターのAUTOSARベーシックソフトウェアのすべての関連モジュールを、最高の安全基準である「ASIL D」の認証を受けた形で利用することが可能となりました。
2016年、MICROSAR Classic Safeは世界で初めて「ISO 26262」基準に基づき「ASIL D」の認証を取得したAUTOSAR実装ソフトウェアとなりました。今回の評価は2回目のフォローアップとして、exidaによって予定どおり実施され、ベクターのベーシックソフトウェアの品質の高さがあらためて確認されました。
さらに、ベクターは、AUTOSAR Adaptive に基づく高性能ECU向けの安全関連ソリューションも提供しており、こちらも年末には「ASIL D」の独立認証が予定されています。


プレス関連のお問い合わせ
Vector Informatik GmbH
Cordula Gielen
Media & Public Relations
Email: cordula.gielen@vector.com
Phone: +49 711 80670-2910