2026/1/15

ベクターがRocqStatを買収し、タイミング解析における専門性を拡大

プレスリリース

自動車業界をはじめとするSoftware-Defined System(SDS/ソフトウェア・デファインド・システム)向けソリューションのリーディングプロバイダーであるVector Informatik GmbH(ベクターグループ本社、在ドイツ、以下ベクター)は、このたび、StatInf社から同社ソフトウェア製品のRocqStatとその専門チームを買収しました。これにより、ベクターは、タイミング解析および最悪実行時間(WCET:Worst-case execution time)の推定における専門性を拡大し、セーフティクリティカルシステムで需要が急増している高信頼性のソフトウェア検証に対応します。

StatInfの経験豊富なチームが加わることで、同社で培われてきた専門知見を引き継ぎ、ベクターのコードテストツールチェーンにおけるタイミング解析、検証ワークフロー、高度な解析技術の革新をさらに加速していきます。

StatInfの既存のお客様へのサポート体制に変更はなく、引き続きサービスを提供します。中期的な計画として、ベクターはRocqStatをVectorCASTツールチェーンに統合し、タイミング解析、WCET推定、ソフトウェアテスト、検証を統合環境で行えるようにする予定です。

ベクターのコードテストツールのSenior Vice PresidentであるEric Bartonは、次のように述べます。「SDV(ソフトウェア・デファインド・ビークル)をはじめとするソフトウェア・デファインド・システムにおいて、タイミングの安全性(Timing Safety)は極めて重要な要素になりつつあります。StatInfの先進技術とベクターのツールチェーンを組み合わせることで、お客様がタイミング制約の設計と検証を、より効率的に、高い信頼性を持って行えるよう支援します」

StatInfとRocqStatについて
StatInfは、フランス国立情報学自動制御研究所(Inria)からスピンオフしたフランスのスタートアップ企業です。同社は、組み込みシステムのタイミングの安全性(Timing Safety)を確保するための産業用ソフトウェアツールを開発してきました。RocqStatの技術は、開発ライフサイクル全体において、タイミング情報やタイミング制約の早期統合と継続的な検証を可能にします。

ベクターについて
ベクターは、Software-Defined System(SDS/ソフトウェア・デファインド・システム)向けの組み込みソフトウェア、ツール、クラウド技術、サービスのリーディングプロバイダーです。35年以上にわたり、世界中のメーカーならびにサプライヤーをサポートし、最高基準の機能性、安全性、サイバーセキュリティ、効率性を備えた複雑な電子製品の開発プロジェクトを成功に導いてきました。主に自動車分野において、また近年は医療技術、IoT、鉄道、航空宇宙の分野でもベクターのソリューションが活用されています。

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StatInf社のRocqStatソフトウェアによるタイミング解析の技術を統合し、ベクターがコードテスト製品を強化 © Vector Informatik GmbH

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