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CAN/CAN FDソリューション
CANテクノロジーは自動車、産業用オートメーション、航空宇宙の各分野で使用されていますが、一方で自動車メーカーやサプライヤーはさまざまな難題に直面しています。ベクターはプロフェッショナルなツール、ベーシックソフトウェア、そしてサービスを通じて、皆様をサポートします。
30年以上にわたるCANネットワークのマーケットリーダーとしての経験と、質の高い製品、そして比類のないサービスは、確かな安心感をお客様にお届けします。お客様は以下を通じて、プロジェクトの効率を最大限に高めることができます。
- すべてのCAN/CAN FDプロジェクトに適用できる、包括的かつ高機能なソフトウェアツールチェーン
- 柔軟性の高いCAN/CAN FDネットワークインターフェイス
- グローバルな技術サービスとトレーニング
オンラインセミナー(録画)では、CAN FDに関する理解を深め、それがCANとどのように違うのか、そしてソフトウェアツールのCANoeとCANalyzerを、CAN FDのプロジェクトにどのように活用するかをご紹介します。
開発とテスト
ベクター製品の適用分野

製品の概要
モニタリング/残りのネットワークシミュレーション | |
CANだけでなくLINやFlexRayなど、車内のすべての通信をバスやプロトコルをまたいで解析できるほか、刺激機能も利用できます。 | |
CANのほか、LINやFlexRayなどにも対応する解析およびシミュレーション機能を持つ単一のツールで、ネットワーク全体の残りのバスシミュレーションと、ECUおよびネットワーク全体のテストが可能です。 | |
VN1600インターフェイスファミリーは、実績あるUSBインターフェイス製品のCANcaseXLをさらに発展させたものです。小型化・軽量化に重点を置いたVN1610/VN1611は2チャンネルを搭載。一方、VN1630A/VN1640Aは4チャンネル搭載可能であり、柔軟性と簡単なI/Oサポートに力を入れた設計になっています。 VN5620およびVN5650ネットワークインターフェイスは、モニタリングと残りのバスシミュレーションもサポートしています。 | |
テストハードウェア | |
ECUと、その機能テストを効率的に行うためのモジュール型のテスト用ハードウェア。CANoeとの併用により、高いパフォーマンスと柔軟性を備えたテストソリューションとして使用できます。 | |
ECUベーシックソフトウェア | |
MICROSAR.CANパッケージには、AUTOSARアーキテクチャに定義されているCAN通信用ベーシックソフトウェアモジュールと、便利な拡張が多数含まれています。また、XCPでのキャリブレーション、ゲートウェイ、リプログラミングなどの基盤としても適しています。 MICROSAR.CANはAUTOSAR ECU用の組み込みソフトウェア、MICROSARの一部です。 | |
車両のCAN通信に使用される、自動車メーカー固有の組み込みソフトウェアです。機能の詳しいスコープは自動車メーカーが指定し、その多くはISO、OSEK,、ASAMなどの標準規格に準拠しています。 |
診断
ソフトウェア製品

製品の概要
シミュレーションおよびテストツール | |
CANoeに含まれている診断機能セットにより、UDSまたはKWP2000の標準規格に準拠した診断通信の解析が可能になります。ODX/PDX、MDXやCANdelaStudioの診断データベースを使用してパラメーターを割り当てることで、CANoeは診断テスターとしても、またECU診断機能のシミュレーションにも使用できます。CANoeにはまた、OBD-IIテスター機能も統合されています。 | |
CANalyzerに含まれている診断機能セットにより、UDSまたはKWP2000の標準規格に準拠した診断通信の解析が可能になります。ODX/PDX、MDXやCANdelaStudioのデータベースを使用してパラメーターを割り当てることで、CANalyzerはECU診断の診断テスターとして使用できます。CANalyzerにはまた、OBD-IIテスター機能も統合されています。 | |
DiVaはCANoeの機能を拡張し、ECUに実装されている診断通信機能の評価を行うテストモジュールの自動生成と、その自動実行を可能にします。テストケースは診断データベースに基づいて生成されます。 CANoe.DiVaは、自動車メーカーやサプライヤーでの使用を想定した製品です。 | |
Indigoは、だれでも簡単に操作できる診断テスターです。通信に必要な設定は自動的に行われるので、面倒な通信プロトコルに悩まされることがありません。簡単な操作で車両全体の状態を一覧で確認できるほか、個別のECUの診断データを確認できます。 Indigoは、実際に利用される場面を想定して開発されており、診断作業に必要な数々の機能をあらかじめ用意しています。Indigoを使えば、診断タスクを最小限の労力で簡単に処理できます。 | |
組み込みソフトウェア | |
MICROSAR.DIAGパッケージには、UDSプロトコルのほか、自動車メーカーが定義する独自の診断要件を実装するための、AUTOSARに準拠したベーシックソフトウェア (BSW)モジュールが含まれています。特定の診断仕様がないECUについては、自動車メーカーに依存しないパッケージをご利用いただけます。これは、たとえば以下のような用途に最適です。
MICROSAR.DIAGはAUTOSAR ECU用の組み込みソフトウェアの診断機能部分で、MICROSAR製品の一部です。 | |
CANdesc | CANdesc (desc: diagnostic embedded software component)は、ECUの機能やハードウェアに依存しない診断機能の実装に使用します。 CANdescの利用によって、自動車メーカーとECUサプライヤーの双方で統一された実装、同じ自動車メーカーの複数のプロダクトライン、または異なるメーカーの診断プロトコルを実現できます。 |
キャリブレーションとフラッシング
ソフトウェア製品

製品の概要
PC | |
vFlashは1つ、あるいは複数のECUをCAN/CAN FD、LIN、FlexRayおよびDoIP経由でプログラミングできる、操作の簡単なツールです。 | |
CANapeの主なアプリケーション領域は、ECUのパラメーターの最適化(キャリブレーション) です。CANapeとECUの間の通信は、VX1000ハードウェアを用い、XCPなどのプロトコルや、マイクロコントローラー固有のインターフェイスを介して行われます。 CANapeとVX1000:XCP経由での測定、キャリブレーション、フラッシュを高いデータスループットで、しかも実行時のECUへの影響を最小限に抑えながら実施できます。 | |
ECU | |
MICROSAR.CANパッケージには、AUTOSARアーキテクチャに定義されているCAN通信用ベーシックソフトウェアモジュールと、便利な拡張が多数含まれています。また、XCPでのキャリブレーション、ゲートウェイ、リプログラミングなどの基盤にも適しています。 MICROSAR.CANはAUTOSAR ECU用の組み込みソフトウェア、MICROSARの一部です。 | |
車両のCAN通信に使用される、自動車メーカー固有の組み込みソフトウェアです。機能の詳しいスコープは自動車メーカーが指定し、その多くはISO、OSEK,、ASAMなどの標準規格に準拠しています。 | |
Vector Flash Bootloaderは開発、生産、保守時にECUをリプログラミングするための統一されたソリューションです。メーカー各社の仕様に準拠するだけでなく、当該メーカーとの連携により、継続的に開発を行います。 |
リアルタイムソリューション
ベクター製品の適用分野
ベクターは、複雑なネットワークのシミュレーションやバイパス処理などのリアルタイム性を重視するアプリケーション向けに、正確な時間動作が可能なソリューションを提供しています。

製品の概要
ネットワークシミュレーション | |
CANのほか、LINやFlexRayなどにも対応する解析およびシミュレーション機能を持つ単一のツールで、ネットワーク全体の残りのバスシミュレーションと、ECUおよびネットワーク全体のテストが可能です。 | |
CAPL-on-Board | CAPLネットワークノードの特殊な実行モードです。これを使用することにより、リアルタイム性とパフォーマンスが求められるシミュレーションモデルを、ネットワークインターフェイス上(オンボード)で直接実行できます。
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RTサーバー用高性能インターフェイス
| VN8900およびVT6000を利用したリアルタイムシステムは、以下の2つのコンポーネントから構成されます。
ユーザーPC:
高性能のインターフェイス - ランタイム環境用RTサーバー
特長:
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バイパス | |
CANapeの主なアプリケーション領域は、ECUパラメーターセットの最適化(キャリブレーション)です。CANapeとECUの間の通信は、VX1000ハードウェアを用い、XCPなどのプロトコルや、マイクロコントローラー固有のインターフェイスを介して行われます。 CANapeとVX1000:XCP経由での測定、キャリブレーション、フラッシュを高いデータスループットで、しかも実行時のECUへの影響を最小限に抑えながら実施できます。 | |
連結型のバイパスソリューション | バイパスを構成するベクターのソリューション:
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ハードウェア製品
ネットワークインターフェイス
インターフェイス | PCとの接続形態 | ネットワーク | |
PCIe | CAN / CAN FD、J1708、 LIN、SENT | ||
VN1600 インターフェイスファミリー | USB | CAN / CAN FD、(J1708)、 LIN、(SENT) | |
VN4610 | USB | CAN / CAN FD、IEEE 802.11p | |
VN5600 インターフェイスファミリー | USB | CAN/CAN FD、Ethernet | |
VN7572 | PCIe | CAN/CAN FD、FlexRay、J1708、LIN | |
VN7610 | USB | CAN / CAN FD、FlexRay | |
VN7640 | USB、 Ethernet | CAN/CAN FD、DoIP、FlexRay、IEEE 802.11p、J1708、LIN | |
VN8810 | USB、WiFi | CAN/CAN FD、DoIP、LIN | |
VN8900 ファミリー | USB (RT PC) 、Ethernet | CAN/CAN FD、FlexRay、J1708、LIN | |
CAN/CAN FD、FlexRay、J1708、LIN、SENT用バストランシーバー |
その他のハードウエア
ツール | 特長 | ネットワーク | |
GL1000 ロガーファミリー | 小規模なネットワークのデータ通信を記録する車載データロガー | CAN、LIN | |
GL2000 ロガーファミリー | 中規模なネットワークのデータ通信を記録する車載データロガー | CAN、(CAN FD)、LIN | |
大規模なネットワークのバス通信を記録する車載データロガー | CAN、(FlexRay)、LIN | ||
GL5000 ロガーファミリー | 非常に大規模なネットワークのデータ通信を記録する車載データロガー | CAN/CAN FD、FlexRay、LIN | |
通信ネットワーク上のビット精度を解析するためのUSBオシロスコープハードウェアとソフトウェアの組み合わせ | CAN/CAN FD、FlexRay、LIN |