vTESTstudio
組込システムのための自動テストシーケンスの開発が容易に

組込システムの自動テストシーケンス設計を容易に

vTESTstudio

vTESTstudioは、自動化されたECUテストを作成するための強力な開発環境です。テスト設計の効率を向上させ、再利用性を高めるために、vTESTstudioは、

  • プログラミングベース
  • テーブルベース
  • グラフィカルなテスト表記とテスト開発方法

を提供します。
vTESTstudioはモデルテストからシステムの妥当性確認まで、すべての製品開発フェーズで使用することができます。vTESTstudioはオープンインターフェイスを使用しているため、サードパーティ製ツールと容易に統合できます。

特長

  • 各種テスト設計エディターを使用することにより、幅広い用途に対応可能
  • すべてのテスト設計エディターからアクセス可能なスカラー値、テストベクトル、Stimulationカーブを定義可能
  • テストの作成、実装およびパラメーター化におけるバリアントをサポート
  • モジュール構造に加え、ライブラリーやフォルダーの構造化により、メンテナンス性を向上
  • HIL、SIL、MILなどのXILテスト環境シンボルへの直接アクセス
  • 外部定義の要件およびテストの実装、レポート作成時における完全なトレーサビリティー
  • パラメーター化されたTest Case Listにより、高いテストカバレッジを実現
  • オープンインターフェイスにより、既存のツール環境と容易に統合可能

バージョン5.0の主な特長

  • Test Table Editorを利用してファジングテストを自動生成し、ソフトウェアの堅牢性を検証

  • CAPLおよびC#で分散オブジェクト(Distributed Object)をサポート

  • Diagram Editorのフォーマットオプションにより、レイアウト変更が容易

  • 再利用可能な機能を定義するためのパラメーターとしてmessage、node、network型をサポート

  • システム変数の値テーブルテンプレートのパスを自由に設定可能

適用分野

vTESTstudioは、開発のあらゆるフェーズにおいてECUテスト自動化の設計をサポートします。

 

テスト設計エディター

自動テストシーケンス設計のために、vTESTstudioではいくつかのテスト設計手法を提供しています。タスクや要件に応じて柔軟に切り替えることが可能です。

[Test Case Overview] は、エディターに関係なく、すべてのテストケース概要を表示できます。

[Test Case Overview] で、テストユニット内のすべてのテストケース概要を簡単に確認

Test Table Editor

Test Table Editor

Test Table Editorを使用すると、プログラミング知識に不安があっても表形式でテストシーケンスを作成することができます。

このエディターには、テスト対象となるシステム(SUT: System Under Test)を刺激したり、チェックしたりするための特別なコマンドが用意されています。また、エクスプローラーからのドラッグ&ドロップや便利な入力サポート機能を使用して、コマンドを容易にパラメーター化することができます。

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Test Sequence Diagram Editor

Test Sequence Diagram Editor

Test Sequence Diagram Editorは、vTESTstudioのオプション「Graphical Test Design」が必要です。

Test Sequence Diagram Editorでは、グラフィック形式でテストを作成できます。vTESTstudioは、ダイアグラム内の各パスのテストケースを自動的に生成します。グラフィック表示のため、複雑なテストロジックも容易にレビューできます。

Test Table Editorで作成されたテストコードを各グラフィックエレメントの要素に割り当てることができます。このテストコードには、Test Table Editorと同じコマンドを使用できます。

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State Diagram Editor

State Diagram Editor

State Diagram Editorは、vTESTstudioのオプション「Graphical Test Design」が必要です。

State Diagram Editorにより、SUTの期待される動作を状態遷移図としてモデル化します。vTESTstudioはこのテストモデルからテストケースを自動生成します。テストケース生成のアルゴリズムは、チャイニーズ・ポストマン(CPP)探索や幅優先探索など、いくつかのアルゴリズムから選択できます。

Test Table Editorで作成されたテストコードを各グラフィックエレメントの要素に割り当てることができます。このテストコードには、Test Table Editorと同じコマンドを使用できます。

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CAPL Editor

CAPL Editor

CAPL用とC#用の2つのプログラミングエディターでは最新の開発環境の機能を提供します。オートテキストコンプリート、構文の強調表示、エラー認識などの機能により、入力作業を効率化できます。

シーケンシャルテストフローやイベントベースのテストフローをCAPLとC#の両方のプログラミング言語で定義できます。イベントベースのテストフローは、テスト環境のイベントに反応する特別な言語要素(例:信号の前処理など)によって可能です。

テストをC#で実装する場合は、Microsoft Visual Studioを使用することもできます。この場合、vTESTstudioとの統合が可能です。

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パラメーター/出力波形

Parameter Editor

Parameter Editor

ECUパラメーターとテストベクターを個別のファイルに定義して管理することで、関数、テストケース、パラメーターを再利用できます。vTESTstudioでは、すべてのテスト設計エディターからテストシーケンスのパラメーターにアクセスできます。

パラメーターとテストベクターは、スカラーまたはリストとして定義できます。これらのリストを使用すると、テストシーケンスの反復実行が非常に便利になります。

パラメーターファイルはvTESTstudio上のエディターで編集できますが、Microsoft Excelなどの外部エディターでも編集することができます。

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Waveform Editor

Waveform Editor

Waveform Editorを使用して、刺激曲線を定義します。正弦波、パルスといった波形パターンが用意されているため、たとえばLV124試験規格の電圧曲線を素早く簡単に定義する際などに役立ちます。また、複数の波形パターンを同じエディター内で簡単に同期できます。

定義された波形パターンを出力するだけでなく、チェックポイントをグラフィカルユーザーインターフェイスで直接定義することもできます。このようにして、テスト対象のシステムの期待される動作を、刺激された値と同期して検証することができます。

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Classification Tree Editor

Classification Tree Editor

テストデータの生成は、Classification Tree Editorでサポートされます。分類と同値クラスをグラフィカルなインターフェイスで定義できるため、スピーディーかつ簡単に必要なテストベクターの数を割り出すことができます。

また、境界値の明示的なサポートは、同値クラスの最小値/最大値として臨界値を考慮するのにも役立ちます。

 

 

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バリアント処理

vTESTstudioでは、ECUバリアントとテストバリアントをサポートします。バリアントは、バリアントプロパティーとして表現されます。テストプロジェクト内では、ECバリアントの「Country [US, Europe]」やテストバリアントの「Coverage [Full, Regression]」など、必要な数だけバリアントプロパティーを定義できます。

バリアントプロパティーの値は、テスト設計時に定義しておくか、テスト開始前に設定します。バリアントに応じて、テスト構造とテストシーケンスおよびパラメーター値の両方を定義できます。これにより、テスト関数、パラメーター、およびライブラリー全体の再利用性が向上し、製品ラインを超えて使用できるという利点があります。

バリアント依存のテスト実行

テスト実行ツリー

テスト実行ツリーの構造は、複数のバリアントプロパティーに依存する場合があります。たとえば、個別のテストケースはECUの特定のバリアントにのみ関連付けられていたり、テストグループ全体は特定のバリアントでのみ実行されたりします。

テストケースやテストグループに対するバリアント条件は、1つ以上のバリアントプロパティーに基づいて設定でき、論理演算子を使用して複数の条件をリンクすることができます。

テストケースやテストグループに定義されている条件が満たされていない場合、その要素はCANoeでのテスト実行の際に表示されません。

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バリアント依存のテストシーケンス

テストケース内の実行シーケンスでは、1つ以上のバリアントプロパティーに依存する場合があります。これは、対応するIf/Else文や、専用のグラフィカル要素を使用して作成できます。

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バリアント依存のパラメーター

個別の値(ECUの構成パラメーターなど)がバリアントプロパティーに依存している場合は、これをParameter Editorで定義できます。さらに、バリアント依存のリストパラメーターの定義も可能です。たとえば、テストする温度のリストに設定する値は、バリアントプロパティー「Test depth」に依存する場合があります。完全なテストの場合、スモークテストよりも多くの温度値がテストされます。

テストの実行時には、実際のテストシーケンスを変更することなく、設定されたバリアントの適切な値が自動的に使用されます。

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テストカバレッジ

Test Case List

Test Case List

vTESTstudioを使用すれば、プログラミングを行わずにテストカバレッジを上げることができます。vTESTstudioにはパラメーター化されたTest Case Listの作成を支援します。

Test Case Definitionに引数として渡される各パラメーターに応じて、Test Case Listのパラメーターを定義します。テスト実行時にvTESTstudioは、すべてのパラメーター値を少なくとも1度は使用するテストケース、あるいはそれらを任意に組み合わせて使用するテストケースのリストを自動的に生成します。

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テストデータ

テストデータ

テストケースを複数回実行するために用いるデータは、さまざまな方法で定義できます。まず、Test Table Editorでの直接入力が可能です。個別の値と、特定のステップサイズを持つ値の範囲の両方を指定できます。また、テストデータは、Parameter EditorやClassification Tree Editorで定義できます。これにより、制限値の考慮や、バリアントに依存する値または値リストの使用が可能になります。

 

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テスト実行

CANoeでのテスト実行

CANoeでのテスト実行

vTESTstudioで定義されたテストはCANoeで読み込まれ、リアルタイムで実行後、詳細なテストレポートが作成されます。

テストトレースWindowでは、テスト実行中にテストシーケンスの監視、分析することができます。テストトレースWindowから、vTESTstudioのテスト設計場所へナビゲートする機能により、テスト実行の分析がさらに容易になります。

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CANoe Test Report Viewer

CANoe Test Report Viewer

CANoeでのテスト実行中に、詳細なレポートが自動生成されます。このレポートはCANoe Test Report Viewerで分析できます。サポートされている機能には、テストデータに対する多様なビュー、さまざまなフィルタリング、判定によるグループ化、リンクされたトレース項目のクエリーなどがあります。また、CANoe Test Report ViewerのテストステップからvTESTstudioのテスト設計へのナビゲーションもサポートされています。

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ファズテスト(ファジング)

vTESTstudioのファズテスト機能を使用すれば、テスト対象システム(SUT)のロバストネステストを簡単に定義し、CANoeで実行することができます。統合されているファズテストジェネレーターがテスト値を多数生成し、それらをシグナル値として使用して、SUTへ刺激が行われます。

vTESTstudioとCANoeによるファズテスト

テスト値には以下の2種類があります。

 

  • タイプベースおよびルールベースのテスト値
    これらのテスト値には、データベースに登録されているシグナルの属性(ビット長やデータ型など)が使用されます。この情報は、対象となるシグナルの極値(最小/最大)や特殊値(±∞など)を決定するために使用されます。
  • ランダム値
    ランダム値を利用すると、生成するテスト値の数を自由に増やすことができます。長期間のテストの場合は、無期限で生成することも可能です。

vTESTstudio(ファズテストエンジン): ファズテストの設定と生成

テストコマンドのバックグラウンドチェックを使用することで、ファズテスト中にSUTの挙動を継続的に監視できます。さらに、個々のファズテストケースにアノテーションとして明示的なテストシーケンスを追加し、SUTの特殊な反応をチェックおよび評価することもできます。

 

CANoe: ファズテストのモニタリング、実行、レポート

CANoeでは、生成された各テスト値からテストケースが生成され、それに応じてレポートが作成されます。それぞれのシグナル値とテスト結果は、実行中にテストトレースWindowで確認できます。

 

トレーサビリティー

vTESTstudioでは、外部定義された要件とテストスクリプトを実装中のテストケースやテストレポート内でトレースすることができます(トレーサビリティー)。これにはオープンなXML形式のファイルが使用されるため、任意のREQM/TDMシステムをvTESTstudioで使用することができます。

REQM/TDMシステムからエクスポートされた情報をvTESTstudioにインポートし、その情報をテストケースに関連付けることができます。関連付けに用いるエレメントには要件やテストスクリプトを使用することができます。これらをトレース項目と呼びます。

要件ベースのワークフロー

要件ベースのテストでは、REQMシステムで定義された要件を、トレース項目として直接vTESTstudioプロジェクトにインポートし、そこで実装されているテストケースにリンクできます。n:mのリンクが可能です。

Requirement-based Workflow (with design traceability import)
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テストケースベースのワークフロー

テストケースの仕様がTDMシステムにあらかじめ含まれている場合、そのテストケース仕様がトレース項目としてvTESTstudioプロジェクトにインポートされます。この際、テストケース仕様はテストケースの実装に1:1でリンクされます。

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トレース項目エクスプローラー

トレース項目エクスプローラー

トレース項目エクスプローラーには、vTESTstudioプロジェクトにインポートされているすべてのトレース項目が表示されます。ここからトレース項目をドラッグ&ドロップすることで、簡単にテストケースにトレース項目を関連付けることができます。

REQM/TDMシステムでは、要件やテストスクリプトは、階層的なフォルダーまたはそれに相当するエレメントによって構成されている場合があります。それらのフォルダーは、トレース項目エクスプローラーに同じ階層構造で表示されます。ただし、フォルダーをテストケースに直接関連付けることはできません。

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Traceability Matrix

vTESTstudioでは、外部定義された要件とテストスクリプトをテストの実装中やテストレポート内でトレースできます(トレーサビリティー)。これには事前定義されたオープンXML形式の交換ファイルが使用されるため、任意のREQM/TDMシステムをvTESTstudioで使用することができます。

REQM/TDMシステムからエクスポートされた情報(トレース項目)をvTESTstudioにインポートし、そこからテストケースにリンクできます。トレーサビリティーマトリクスでは、テスト設計全体のカバレッジを把握することができます。テストレポートには、テストケースにリンクされているトレース項目ごとに、対応するテストケースへの参照情報が含まれています。これによって、テストケースの結果から要件、テストスクリプトに遡ってのトレーサビリティーが可能になります。

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サポートされるREQM/TDMシステム

概要

以下のシステムは追加設定なしでサポートされます。

  • IBM Rational DOORSバージョン8.1以降
  • IBM Rational DOORS NG/RQM
  • Intland codeBeamer ALM
  • Jama Connect
  • PTC Integrity
  • Siemens Polarion ALM
  • その他サードパーティーシステムで使用可能なオープンインターフェイスを提供

その他のREQM/TDMシステムによるトレーサビリティーは、オープンな交換形式を利用した独自開発により実現できます。

Siemens Polarion ALM

Vector Polarion Connection Utilityは、ベクターvTESTstudioのアドオンツールです。これによってPolarion QA/ALMをベクターのテストツールチェーンに統合することができます。

Vector Polarion Connection Utilityの概要

概要: Vector Polarion Connection Utility

Vector Polarion Connection Utilityを使用して、Siemens Polarion ALM、CANoe、vTESTstudioの間のトレーサビリティーを実現する方法を、図を使って説明します。

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ツールのデモ: 要求ベースのワークフロー

Vector Polarion Connection Utility: 要求ベースのワークフロー

要求ベースのワークフローに基づき、Polarion Connection Utilityを使用してSiemens Polarion ALM、CANoe、vTESTstudioの間のトレーサビリティーを実現する方法を、ツールのデモを通じて順を追って説明します。

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ツールのデモ: テストケースベースのワークフロー

Vector Polarion Connection Utility: テストケースベースのワークフロー

テストケースベースのワークフローに基づき、Polarion Connection Utilityを使用してSiemens Polarion ALM、CANoe、vTESTstudioの間のトレーサビリティーを実現する方法を、ツールのデモを通じて詳しく説明します。

 

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PTC Integrity Lifecycle Manager

Vector Integrity Connection Utilityは、ベクターvTESTstudioのアドオンツールです。これによってPTC Integrity Lifecycle Managerをベクターのテストツールチェーンに統合することができます。

 

Vector Integrity Connection Utilityの概要

概要: Vector Integrity Connection Utility

Vector Integrity Connection Utilityを使用して、PTC Integrity Lifecycle Manager、CANoe、vTESTstudioの間のトレーサビリティーを実現する方法を、図を使って説明します。

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ツールのデモ: 要求ベースのワークフロー

Vector Integrity Connection Utility: 要求ベースのワークフロー

要求ベースのワークフローに基づき、Integrity Connection Utilityを使用してPTC Integrity Lifecycle Manager、CANoe、vTESTstudioの間のトレーサビリティーを実現する方法を、ツールのデモを通じて順を追って説明します。

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ツールのデモ: テストケースベースのワークフロー

Vector Integrity Connection Utility: テストケースベースのワークフロー

テストケースベースのワークフローに基づき、Integrity Connection Utilityを使用してPTC Integrity Lifecycle Manager、CANoe、vTESTstudioの間のトレーサビリティーを実現する方法を、ツールのデモを通じて詳しく説明します。

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関連情報

ファクトシート:

 

Concept Manual

 

vTESTstudio/CANoeバージョン対応表 :

 

関連資料:

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  推奨 最小要件
オペレーティングシステム
Windows 10/8.1/7
CPU
Intel Core i5 with 3 GHz
Intel Core Duo with 2,6 GHz
メモリー(RAM)*
4 GB
1 GB
ハードディスク容量
1.5 GB
画面解像度
1280 x 1024
1024 x 768
CANoe*
13.0
11.0 SP3
12.0

 

*vTESTstudioで使用できる 機能の範囲はCANoeのバージョンに依存します。

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ベクターのナレッジベースでは、グローバルのお客様FAQを掲載しています。

 

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動画

vTESTstudioに関する動画のご紹介(英語版)

Highlights of Version 4.0
Highlights of Version 3.0
Achieving High Test Coverage for an ASIL System
Diagnosis SW System Test at Bosch eBike Systems

ダウンロード

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トレーニング

ベクター・ジャパンでは、ベクターのソフトウェアツール、ソフトウェアコンポーネント、最新のバステクノロジーやプロトコルに関する日本語のトレーニングを多数開催しております。トレーニングの概要につきましては、トレーニングポータルにてご紹介しておりますので、是非ご覧ください。