なぜVectorCAST/QAか
新機能の市場投入をスピードアップすることは、ソフトウェアの開発グループに与えられる最大の課題の1つです。大抵のグループはリリース待ちの新機能のバックログを抱えています。リリースの障害となっているのは多くの場合、リリース候補に対して完全なシステムテストを実行するのに要する時間であり、それは通常数日から数週間に及びます。テスト時間が長いということは、数週間分の変更が組み込まれた後のリリースサイクルの終盤にテストが実施されているということであり、リリースの遅れや顧客の不満を招く重大なバグが発見されることも少なくありません。VectorCAST/QAを使用すれば、チームのメンバーが協力してテストを行い、テスト時間を短縮し、リリース可否を判断するための最新のメトリックを入手できるようになります。
機能
- システムテストの自動化
- 並行テスト
- Webベースの品質ダッシュボード
- 品質トレンド解析
- 継続的なテスト
- テストのコラボレーション
- 統合コードカバレッジ
- 変更ベーステスト
- 変更影響解析
- テストケース管理
VectorCAST/QAの特長
継続的なテスト
VectorCAST/QAはJenkinsなどの継続的インテグレーション(CI)サーバーと簡単に統合でき、それによって物理的/仮想的なテスト用マシン上にテストを分散させることができます。
テストのコラボレーション
VectorCAST/QAでは、ユーザーはあらゆる種類のテストを簡単に実行でき、新しいツールやプロセスについて学ぶ必要はありません。各種のテストに応じた設定をいったん行えば、チーム全体でそれを利用できます。
統合コードカバレッジ
VectorCAST/QAはテスト中にコードカバレッジデータを収集して保存します。ユーザーはこれを利用してアプリケーションの未テストの部分を迅速に特定し、テストの網羅性の向上に必要なリソースを割り出すことができます。
変更ベーステスト
VectorCAST/QAは、ビルドシステムや、システムテストのアクティビティのモニタリングから収集されたデータを使用して、テストとコードの間の相互関係を明らかにし、コードが変更されると、その変更を完全にテストするのに必要な最小限のテストを自動的に割り出します。
変更影響解析
変更影響解析を使用すると、ソースコードに加えた一連の変更が、必要なテスト数にどう影響するかを明らかにできます。開発者はこれに基づき、変更を実装するにあたってよりよい決定を下すことができます。
テストケース管理
レガシーのテストケースは十分な文書化がなされておらず、アプリケーションの成熟に伴う改善のための評価もほとんど行われていないケースが少なくありません。VectorCAST/QAによって、各テストがスティミュレーション対象としているアプリケーションの部分が可視化され、それによって個々のテストの価値の評価や、冗長なテストの識別が可能になります。
動作の仕組み
お使いのビルドシステムおよび既存のテストインフラストラクチャにVectorCAST/QAを統合すれば、コードの複雑度、コード変更の頻度、テストケースのステータス、コードカバレッジデータといった主要メトリックが透過的に収集されます。VectorCAST/QAは既存のワークフローやツールと連携し、通常のシステムテストのアクティビティが発生すると、「このコードに変更を加えると、どのテストの実行が必要になるか」などの問いに答えてくれるデータリポジトリを作成します。
- これまでにどれだけのテストが実行されたか
- 実行すべきテストがどれだけ残っているか
- リリースの準備が整ったか
- さらに注力してテストすべき個所はどこか
関連情報
ニュース/イベント
サービス

VectorCAST Services
業界に焦点を合わせたベストプラクティスに基づくメソドロジを実装し、ソフトウェア品質と生産性の向上を図るお客様をVectorCAST Servicesグループが支援します。複雑なテスト環境に関する専門知識を有し、反復利用が可能なソフトウェアの開発およびテストプロセスの確立を助けながらも、お客様の自立に注力する点で、VectorCAST Servicesグループは他の専門的なサービスグループと一線を画します。
トレーニング

VectorCASTワークショップ
ベクターのワークショップには、VectorCASTに関する知識を広げ、深めるための機会が多数用意されています。
単体テストとコードカバレッジの概念、そしてVectorCASTテスト自動化プラットフォームを使用して、それらの概念を実現する方法を基礎から学びましょう。