組み込みソフトウェア|AUTOSAR
ケーススタディ

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ケーススタディ

X1000ハードウェアとTA Tool Suiteによる効率的なECUランタイム測定

課題

通常、適切なマイクロコントローラーを選定する際には、計算やシミュレーションの結果を選定の指標とすることが一般的です。一方、ハードウェアリソースについては、コストを極力抑えたいという理由から、最低限で済ませるケースもよく見られます。プロジェクトが進み、組み込むソフトウェア機能が増加するにつれて、当初は余裕があったCPU負荷も急激に増大します。このようなリソース状況は、しばしばランタイム実行時の問題が発生し、解決に多くの時間とコストが必要になることもあります。しかし、システムの挙動を把握できなければ、確かな根拠に基づく根本原因の解析はまず不可能です。

 

ソリューション

測定およびキャリブレーションハードウェアのVX1000TA Tool Suiteソフトウェアを組み合わせ、ECU内部の実行時の挙動とECU外部のバスの挙動を時間同期して解析します。VX1000ハードウェアはデバッグインターフェイスを介して多様なマイコンメーカーの量産デバイスをサポートするだけでなく、広帯域のデータトレースインターフェイスを持つエミュレーションデバイスもサポートします。
新しい測定方法であるMultiBuffer OLDAは、高速なデータ取得に非常に適しています。これは1ミリ秒に満たない時間枠のDAQイベント用に最適化されており、値をバッファーして測定ツールに転送します。VX1000はプラグオンデバイス(POD)を使用し、利用可能なデバッグ/トレースインターフェイスからデータにアクセスします。測定およびキャリブレーションソフトウェアのCANapeによってスケジューリングトレースが記録され、ASAM交換形式であるMDF形式のファイルに保存されます。

 

VX1000ハードウェアとTA Tool SuiteのオプションTA.Inspectionを組み合わせた、理想的な解析ワークフロー

導入メリット

ハードウェアとソフトウェアが連携するこの効率的なソリューションは、両者が互いに最適に調整されているだけでなく、継続的に新機能が追加され、能力の向上が図られています。

  • カスタマイズした評価レポートを簡単に作成
  • 継続的インテグレーション/デリバリーのパイプラインに組み込むことで、すべての作業ステップを自動化
  • ラボとテスト走行中の車両の両方に展開可能
  • 車両への搭載に適したハードウェア:防振、防水、防塵でECU装着可能
  • 標準化されたASAMインターフェイス、XCP on Ethernetを使用

ドキュメント

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