TA Tool Suite
AUTOSARマルチコアECUのタイミング挙動を管理

TA Tool Suite - AUTOSARマルチコアECUのタイミング挙動を管理

TA Tool Suiteは、ECUソフトウェア開発プロセスのインテグレーションや検証フェーズで利用されています

TA Tool Suiteには、組込マルチコア型リアルタイムシステムの設計、シミュレーション、検証に役立つ使いやすいツールが揃っています。統合ソリューションとして、開発サイクル全体にわたる非機能要件の「タイミング」を扱います。エキスパートモードでは、タイミング挙動の詳細な解析が可能です。また、マルチコアECUのコア間でアプリケーションソフトウェアを容易に分散させることもできます。これにより、マルチコア/メニーコア型リアルタイムシステムの効率性と反応性が向上します。

TA Tool Suiteを利用すれば、プロジェクトマネージャー、システムアーキテクト、開発者、統合担当者がマルチコア技術のあらゆるメリットを最大限に活かすことができます。

ベクター製品ファミリーに参入

ベクターによるTiming-Architects Embedded Systems GmbH(TA)の完全子会社化により、TA Tool Suiteは2018年にVector製品ファミリーに加わりました。これにより、マルチコア型リアルタイムシステム分野でお客様にご提供できるポートフォリオの幅がいっそう広がることになります。

 

プレスリリース (PDF)

主な特長

  • シングルコア型のソフトウェアアーキテクチャーからマルチコア/メニーコア型のプロセッサープラットフォームへの移行をサポート
  • ソフトウェアの依存関係をグラフィックでわかりやすく視覚化
  • システムの利用効率を評価し、ハードウェアディメンショニングの見積もりが可能
  • 設計の早い段階で、さまざまなECUシステム設計案をシミュレーション
  • リアルタイム特性とパフォーマンス特性観点でアプリケーションソフトウェアインテグレーションの代替案を提示
  • タイミング特性を検証するためのターゲットトレースを視覚化/解析
  • AUTOSARおよびAMALTHEAのシステムデスクリプションとハードウェアトレースをインポート

TA Tool Suiteのオプション

プロジェクトライフサイクルのあらゆるステップに適した専用ソフトウェア製品

モジュール構成のTA Tool Suiteは、ソフトウェアプロジェクトライフサイクルのあらゆるステップで使用可能な専用ソフトウェア製品が備わっています。たとえば、タイミング要件の指定、ソフトウェアアーキテクチャー設計の解析と最適化、ターゲットとなるシステム動作の検証などを行うことができます。

ベースモジュールには、プロジェクトエクスプローラーと、タイミングモデルエレメント用のブラウザーが含まれています。データのインポート/エクスポートや、タイミング要件の指定が可能です。

TA Tool Suiteのベースモジュールを拡張するオプションには、次の4つがあります。

オプションTA.Designの画面

TA.Design

インタラクティブで動的な視覚化により、複雑かつ高度に統合された多機能ソフトウェアシステム用にアプリケーションソフトウェアのタイミング要件を定義します。

オプションTA.Simulationの画面

TA.Simulation

ECUのタイミング挙動についてモデルベースシミュレーションを行い、洗練されたグラフィックや表を用いたタイミングメトリクスの評価を実施し、さまざまな詳細レベルでシステム動作を解析できます。

オプションTA.Inspectionの画面

TA.Inspection

アプリケーションソフトウェアとオペレーティングシステムのタイミング挙動を検証します。サードパーティー製品によって測定済みのトレースを、レスポンスタイムや利用効率などのメトリクスに基づいて解析することができます。

特長

個別のプロジェクト条件をサポートする拡張機能をご紹介します。

 

インポート/エクスポートインターフェイス

TA Tool Suiteには、一般的な交換形式に対応するインターフェイスが備わっています。TA.DesignおよびTA.Simulationの各オプションは、AUTOSARおよびAMALTHEAのシステムデスクリプションをデータソースとして使用します。TA.Inspectionは、さまざまなデバッガープロバイダーやプロファイリングプロバイダーによるトレースログ測定値に基づいて解析を行います。

情報リソース ファイル形式
システムデスクリプション
AUTOSAR V4.0.3以降、ASAM MDX、
AMALTEA、OSEK OIL、CSV
トレースログ測定値
iSYSTEM、Lauterbach、PLS、
BTF V1.0以降、AMALHEA、OT1 V0.2以降

 

プロセッサーモデル

特定のプロセッサーデリバティブのランタイム特性とメモリー動作を使用することで、TA.Simulationの精度を高めることができます。これにより、プロセッサー効果の詳細な解析が可能になります。

サポート対象のプロセッサーモデルの一覧 (PDF)

オペレーティングシステム用モデル

オペレーティングシステムモデルは、対応するオペレーティングシステムの動的スケジューラーの動作を再現することで、TA.Simulationの精度を高めます。

現時点では、MICROSAR.OS、Tresos AutoCore、Tresos Safety OSがサポートされています。

ワークフローエディター

ワークフローエディターは、TA Tool Suite内の自動化プロセスの記述を行うグラフィカルなソリューションです。これを利用することで、時間を大幅に節約できます。たとえば、さまざまなシステムデスクリプションの情報を要約することができます。これにより、以前は使われていなかったデータソースに簡単かつ便利にアクセスできるようになります。そのため、タイミングモデル作成、シミュレーション開始、トレース検証、レポート作成などのルーチンタスクを簡単に定義して実行することができます。

DaVinci Configurator Proとのダイレクトインターフェイスも利用可能です。

関連情報

ファクトシート:

 

プロセッサーモデル:

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トレーニング

[Translate to 日本語:] Training

ベクター・ジャパンでは、ベクターのソフトウェアツール、ソフトウェアコンポーネント、最新のバステクノロジーやプロトコルに関する日本語のトレーニングを多数開催しております。トレーニングの概要につきましては、トレーニングポータルにてご紹介しておりますので、是非ご覧ください。

 

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