MDF4 Lib
MDF3/MDF4ファイル読込み/書込み用の関数ライブラリー

MDF4 Libの概要

MDF4 Libは非常に便利な関数ライブラリーです。その基本バリアントはMDFファイルの検証やソートに使用できるだけでなく、ユーザー独自のアプリケーションに読み込むことも可能です。

広く使用されているMDF3形式に加え、ASAMの新しい標準形式であるMDF4形式にも対応しています。MDF4 Libの基本バリアントは、ファイルの書込みをサポートするオプションを追加して拡張することができ、これによってMDFファイルの作成と読込みの両方が可能になります。このライブラリーでは、MDFファイルに含まれるシグナルデータや補足情報にMDFのバージョン(3.x/4.x)を問わずアクセスできる、便利なインターフェイスが提供されます。

MDF3やMDF4などの測定データ形式を素早く簡単にアプリケーションに取り込むことができる関数ライブラリーMDF4 Lib

特長

  • MDFファイルの生成*、検証**、読込み、ソート**用の使いやすい関数ライブラリー
  • バージョンに関係なくMDF3/MDF4形式にアクセス可能
  • 複数のMDFファイルを素早く、メモリーを最適化した状態で開くことが可能
  • ソートしたファイルのシグナルデータを効率よく読込み
  • オフライン使用時にMDFオブジェクトを簡単に生成し、シグナルデータの書込みも可能*
  • MDFの各種メタ情報へ簡単にアクセス
  • ベクターのツールやデータロガーからシームレスなデータ転送が可能。MDFを出力として、あるいはエクスポート形式で提供
  • テスト済みで実用実績のある標準コンポーネントを使用しているため、トレーニングや開発、テスト、保守に要する労力が低減

*「書込みオプション」が必要
**現在はWindowsでのみ使用可能

 

バージョン1.6の新機能

  • データタイプ「半精度浮動小数点(Half-Precision Floating-Point)」(Float16)のシグナルデータを読み込むことが可能。このデータタイプはASAM MDFバージョン4.2 (2018年リリース予定)でサポートされる予定
  • MDFファイルの未使用データ領域の削除、更新が可能(アタッチメントの削除後など)
  • 個々の固有バイトをチャンネルの記録から読み込む、またはチャンネルの記録へ書き込むことによって、1つの関数呼出しで配列シグナルの読込み/書込みがさらに効率的に
  • 新しいオプションでは、複数のシグナル値を1つのコールで読み込む場合(MultiRead手法)に特定の警告を無視することができ、手法が簡素化
  • 内蔵のデバッグロギング機能に、日ごとのデバッグログファイルの切替えや古いログファイルの自動削除など、サーバーアプリケーション上でMDF4 Libを使用する際に便利なオプションを追加
  • MDF4 Libによって書き込まれ、まだ完了していないMDF 4.xファイル(たとえば、電源遮断やシステムクラッシュによるメインアプリケーションの早期終了の後でファイルを復元する場合など)をファイナライズすることが可能

機能

  • 便利な1つのファイルマネージャーオブジェクトから複数のMDFファイルを開く、あるいは生成*することができます。必要な情報に基づいて、関連するサブオブジェクトも読み込み、あるいは書き込まれます。ある特定のオブジェクトやそのメソッドへアクセスする時は、インターフェイスポインターを使用します。こうすることで、MDFのバージョンに関係なくMDFの特徴を評価できます
  • シグナル値に素早くアクセスするため、MDFファイルを開く前にソートすることができます。書込み*では、MDF4 LibはすでにソートされたMDFファイルの生成のみ対応しています。つまり、一度に1つのサンプリングレート書込みを記録します(オフライン使用時)
  • インターフェイス(API)はオブジェクト指向で階層構造になっているので、機能を素早く理解でき、直感的に操作できます。詳しいオンラインヘルプや文書化されたソースコード付きのサンプルプロジェクト が提供されているので、MDF形式に関する深い知識がなくても素早く習得することが可能です
  • 「オンデマンド」によるオブジェクトの生成、および「参照カウント」による管理によって、リソースを節約しながら効率のよい実装を実現します。C++では、提供している「スマートポインター」クラスを使えば、オブジェクトの明示的リリースの省略も可能です。また、リソースリークの防止、コード範 囲や複雑性の削減は、保全性と可読性の向上に役立ちます
  • ライブラリーコールはすべてスレッドセーフです。複数スレッド使用(各MDFファイルの評価といったタスクを別々のスレッドで並行して処理する作業)に対応しており、さらなる最適化が可能となります
  • 診断に関しては、搭載されているログ機能を使い、エラーや警告メッセージの記録、あるいは任意でファイルに対するライブラリーコールを記録することができます
  • PCの電源オフやツールのクラッシュなどが原因で、MDFファイルの書込み*が予期せず終了すると、そのファイルを正常にファイナライズできなく なる場合があります。MDF4 LibはASAM COMMON MDF 4.1.1に従い、そのようなMDFファイルに「unfinalized」の標識を付けます。MDF4 Libは読込みの際に、unfinalizedの標識のあるMDFファイルを認識します。このようなファイルでも、ファイルの生成元のツールや、欠落しているファイナライズのステップの種類によっては、MDF4 Libを用いて後からファイナライズできる場合もあります
  • MDF4 LibにはUnicodeとMBCS(マルチバイト文字セット)の両方のバリアントが用意されています。プロジェクトの設定に応じたバリアントを使用することにより、時間や手間がかかる文字列変換を回避できます

*「書込みオプション」で想定される機能

バリアント

MDF4 Libの基本バリアントは、「書込みオプション」によって拡張可能であり、読込みだけでなくMDFファイルを生成することも可能です。あらゆるMDFバージョンに対応した読込み/書込みが可能です。

 

関連情報

ファクトシート:

 

プロダクトインフォメーション:

 

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Windowsのシステム要件:

  • C++インターフェイス:Microsoft Visual C++バージョン 6.0以上
  • .NETインターフェイス:Microsoft .NET 4.0フレームワーク以上および対応する.NET言語(Microsoft Visual C#など)
  • Windows 10/8.1/8/7
  • MDF4でXML機能を使用する場合は、Microsoft MSXML Parser V6も必要

 

Linuxのシステム要件:

  • C++インターフェイス: Gnu Compiler GCC C/C++バージョン4.8.3以上
  • x86_64アーキテクチャーを使用するLinuxシステム
  • 必要なシステムライブラリー: libc6、libstdc++6、libpthread、libdl
  • MDF4のXML機能を使用する場合は、XML Parser libxml2も必要
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ニュース/イベント

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