CANoe4SW
高品質のソフトウェアを作成し、確信を持ってリリース

CANoe4SWで分散システムのソフトウェアを開発およびテスト

CANoe4SWは、サイバーフィジカルシステムのソフトウェアの開発、テスト、解析を目的とした包括的なツールです。サブシステムや分散システム全体はもちろん、個々のソフトウェアコンポーネントにも対応します。CANoe4SWは、医療、鉄道、自動車などのあらゆる市場のソフトウェア開発者とテスト担当者を、分散システムとIoTデバイスの開発プロセス全体を通してサポートします。コンピューター、仮想マシン、クラウドなどに置かれた仮想の実行環境で、WindowsやLinux(Ubuntu、CentOS、SUSEなど)に基づくあらゆるターゲットOSでソフトウェアをテストできます。

テスト対象システムには、ファンクショナルシステムインターフェイスを用い、純粋なソフトウェアレベルでアクセスします。そのため、ハードウェアの入手の有無に関わらず、「ブラックボックス」のSILテストを早い段階で実施することができます。  CANoe4SWは、CI/CT環境にシームレスに統合できます。

また、MQTTなどの接続プロトコルをサポートするため、IoTデバイスやクラウド上で動作するバックエンドソフトウェアへのアクセスも可能です。

特長

  • 分散システムをインタラクティブに開発およびテスト
  • テストを手軽に自動化し、システムレベルでの品質を確保
  • 分割統治法により、コンポーネントを個別に切り離し、テストに必要な物理環境とソフトウェア環境の両方のモデルを使用することにより、システムを分割して徹底的にテスト
  • 仮想の実行環境を利用して、開発プロセスの初期段階でテストを実施
  • 刺激による値の経時的な変化をモニタリングすることにより、テスト対象ソフトウェアの動的特性を評価
  • 実環境での再現が難しい、クラウドサービスのダウンタイムなどの障害シナリオをシミュレーション
  • ハードウェアや他のソフトウェアコンポーネントに依存しないため、開発当初からCI/CT環境が利用可能

適用分野

経時的なモニタリング

完全に統合されたソフトウェアコンポーネントを経時的に監視: テスト対象ソフトウェアを仮想の実行環境で非同期的に実行します。ソフトウェアレベルでファンクショナルシステムインターフェイスを介してアプリケーションを刺激しながら、アプリケーションの動的特性を監視できます。

 

環境シミュレーション

モデルによる環境シミュレーション: テスト対象ソフトウェアにとってのエコシステムを構築できます。物理環境とソフトウェア環境の両方をシミュレーションできます。サブシステムへの統合に先立ち、個別のソフトウェアコンポーネントを切り離してテストできます。

 

インタラクティブな開発とテスト

インタラクティブな開発と探索テスト: パネル、シグナルジェネレーター、スクリプトを使用して、テスト対象ソフトウェアを刺激できます。グラフィカルおよびテキストベースの解析Windowを使用して、アプリケーションと値の依存関係を解析できます。

自動テスト

テスト設計ツールのvTESTstudioを使用した自動テスト: グラフィカルなダイアグラムやテーブル形式のシーケンスなど、さまざまなテスト設計手法を柔軟に利用できます。柔軟なパラメーター化のコンセプトと汎用的なバリアントのサポートを活用できます。要求からテストケース、そして結果に至るまでのトレーサビリティが確保されます。

 

デバッグ

ホスト上でのデバッグ: ターゲット上ではなく開発環境でデバッグできるのが利点です。インタラクティブなテストや自動テストでアプリケーションへの刺激を行い、アプリケーションの挙動の監視、内部変数の表示および変更、コールスタックのウォッチなどを行うことができます。

 

バージョン15の主な特長

  • Pythonのサポート:
    仮想環境でのSILテストで、テスト対象のソフトウェアのプログラミング言語としてPythonを使用可能。また、アプリケーションモデルをPythonで実装可能
  • OTAプロトコル経由でのテスト:
    新しいハードウェア「IoT Enabler」(今後リリース)により、WLAN、BluetoothなどのOTA(Over-the-Air)プロトコル経由で接続されたデバイスに簡単にアクセス可能
  • 実験的なテスト:
    「アプリケーションパネル」を使用することにより、アプリケーション層のオブジェクトに対するインタラクティブな刺激(テスト対象のメソッドの呼出しなど)を簡単に実行可能
  • MATLABモデルへ迅速にアクセス:
    MATLAB用の新しいモデルビューアーによりMATLAB/Simulinkで作成されたモデルに素早くアクセス可能
  • サードパーティツールとの組み合わせ:
    XIL API標準のサポートによりサードパーティ製ツールとの組み合わせが可能

IoTアプリケーションのテスト

Connectivity Features Service

Connectivity Features Serviceは、バックエンドやローカルブローカーを介してテスト対象システム(純粋なソフトウェアまたは実デバイス)を簡単に接続することのできる、CANoeの無償の拡張機能です。MQTTはすでにサポートされていますが、他のプロトコルのサポートも予定されています。

詳しくはConnectivity Features Service for IoTをご覧ください。

サードパーティーツールへのインターフェイス

オープン環境

CANoe4SWは、オープンなインターフェイスと広く使用されている各種標準規格を通じて、他ツールとのインテグレーションに対応しています。

MATLAB/Simulinkへのインターフェイスを使用すれば、MATLABモデルのシミュレーションだけでなく、MILテストも可能になります。FMI (Functional Mock-up Interface) は、モデルの交換やツールのカップリングを実現するための、ツールに依存しない標準規格です。

オープンなAPIにより、サードパーティーのツールとCANoe4SWの間でのシミュレーション値の交換のほか、テストの自動実行とシミュレーション全体の制御が可能になります。

多様なテスト管理システムとの統合により、要件からテスト仕様、テストケース、そしてテスト結果に至るトレーサビリティが実現します。

サポートされるソフトウェア

プラットフォーム、プログラミング言語、プロトコル

WindowsまたはLinuxベースのあらゆるプラットフォームがサポートされます。テスト対象ソフトウェアは、CANoe4SWと同じPC上、仮想マシン上、リモートホスト上のいずれでも実行できます。現在サポートされているプログラム言語はCC++ですが、Pythonなどのその他の言語のサポートも予定されています。
 

MQTTプロトコルを通じて、IoTデバイスやクラウド上で動作するバックエンドソフトウェアへのアクセスが可能です。AMQPなどのその他のプロトコルのサポートも予定されています。

サーバー環境

継続的インテグレーションおよびテスト

CANoe4Serverを使用することにより、CANoe4SWによる自動テストを継続的インテグレーションおよびテスト環境に簡単に統合できます。CANoe4ServerはWindowsまたはLinuxのサーバー環境でシミュレーションとテストを行うための仮想ランタイム環境です。

MIL、SIL、HIL

開発プロセスへのシームレスな統合

CANoe4SWで作成したシステム設定およびテストは、CANoeでのハードウェア/ソフトウェア統合テストやシステムの妥当性確認にシームレスに再利用できます。これによって、MIL、SIL、HILに対応する、開発とテストのための一貫性のあるツールチェーンが実現します。また、CANoe4SWの機能セットはすべてのCANoeユーザーが利用できます。詳しくはCANoeをご覧ください。

 

関連情報

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CANoe4SWの最新バージョンのシステム要件と、互換性のあるオペレーティングシステムの情報については、以下をご覧ください。

 

コンポーネント  推奨要件 最小要件
CPU インテル互換Core i7または互換CPU
≥ 3GHz
4コア以上
インテル互換
2GHz
2コア
  CANoe4SWの性能はCPUのクロック周波数に大きな影響を受けます
メモリ(RAM) ≥ 32GB 8GB
ハードディスク容量 ≥ 20GB SSD/NVMe 8GB HD/SSD
  使用オプションおよび必要なオペレーティングシステムコンポーネントによって異なります
画面解像度 フルHD 1280×1024ピクセル
オペレーティングシステム* Windows 10 64bit(バージョン1803以上) Windows 10 64bit(バージョン1803以上)
Windows 8.1 64bit
Windows 7 64bit(SP1以上)

* 仮想OSを除く。仮想マシン上での実行は可能ですが、テストは行われておりません。仮想化により、ベクター製ハードウェアの動作に遅延時間が大きくなるなどの影響が生じるおそれがあります。

 

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