CANoe
マルチバスに対応したECUネットワークと単体ECUの開発、テストツール

CANoeの概要

CANoeは、単体ECUおよび車両ネットワーク全体の開発、テスト、解析のための包括的なソフトウェアツールです。車両のプランニングからシステムレベルのテストまで、開発プロセス全体を通して、自動車メーカーおよびサプライヤーのネットワーク設計者、開発エンジニア、テストエンジニアを支援します。

多彩なバリアントや機能を通じて、最適なプロジェクトサポートが得られることから、世界中の自動車メーカーやサプライヤーが、それらの多様な機能やコンフィギュレーションのオプションを使用しています。

特長

  • 開発やテスト段階のあらゆるタスクに1つのツールで対応
  • テストを自動化
  • ECU診断機能のシミュレーションとテストが可能
  • 開発プロセスの早い段階でエラー状態を発見して修正
  • グラフィック/テキストベースにて結果を評価

適用分野

CANoeによるバス通信解析

CANoeでは、車両内と同様に、机上の開発環境でECUおよびシステム全体のマルチバス通信を解析できます。以下のWindowによるスマートな解析を実現します。

 

  • トレースWindow (1) には、メッセージやエラーフレームなどのすべてのバスアクティビティーを一覧表示します。各メッセージ内の個々のシグナル値を表示する機能もあります。
  • グラフィックWindow  (2) には、メッセージや診断レスポンスとして送信されるrpm(回転数)や温度などの値を、時間軸上にグラフィックベースでオンライン表示します。
  • 統計Window (3) には、ノードおよびフレームレベルでのバス負荷、バーストカウンター/時間、フレームおよびエラーのカウンター/レート、コントローラーの状態といった、ネットワークおよびノードの統計情報を表示します。
  • データWindow (4) には、選択したデータを数値や棒グラフなどで表示します。
  • ステートトラッカー (5) には、システムステートやビットシグナルを表示します。

 

そのほかに、以下の解析Windowおよびブロックがあります。

  • 測定設定Window では、機能ブロックおよび解析機能をパラメーター化し、グラフィカル表示します。
  • スコープWindow には、SCOPEオプションを使用して記録したバスレベルの測定結果をオフライン表示します。
  • インタラクティブジェネレーターブロック では、バスへ刺激入力を行ったり、変更が必要なシグナルを簡単に送信することができます。
  • シグナルジェネレーター では、送信シグナルの波形(サイン波、傾斜、パルス、値リストなど)を生成できます。
  • ログ/リプレイブロック では、測定結果を記録して、後で解析したり再生したりできます。
  • トリガーブロックとフィルターブロックは、バス固有のイベントに対応し、表示または記録するデータ量を削減します。
  • 出力Windowには、システムメッセージおよびCAPLプログラムによるユーザー固有の出力情報が表示されます。
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CANoeによる診断

画像:CANoe diagnostics tester
CANoe diagnostics tester

CANoeに含まれている診断機能セットは、KWP2000およびUDSの標準規格を介した診断通信の解析をサポートします。CANoeは診断テスターとしても、またECUの診断機能シミュレーションにも使用できます。パラメーター設定には、ODXまたはCANdelaStudio診断データベースを使用します。さらに、完全なOBD-IIテスター機能もCANoeに統合されています。

CANoe.DiVaを使用することにより、ECUの診断通信機能の評価を行うテストモジュールの自動生成と、その自動実行が可能になります。CANdela形式またはODX形式の診断データベースを利用して、ECUの個別仕様に対応したテストを生成します。生成したテストをCANoeで実行し、テストレポートを自動生成します。

CANoeでは、ECUの診断シミュレーションの実行も可能です。さらに、同梱されているテスト機能セットを使用すれば、CAPL、XML、.NETなどで記述したプログラムやvTESTstudioを利用して、自動テストを実行できます。ユーザーの要求に応じて、XMLおよびHTML形式のテストレポートを自動的に生成することもできます。
 

動画チュートリアル: DoIP with CANoe(英語)

ベクターのエキスパートがCANoeを使った診断のヒントとコツを直接説明します

  • A Typical Communication Sequence (4:30 min)
    The absolute basics to know about a typical DoIP communication sequence such as vehicle identification, TCP handshake, routing activation, and TCP teardown.

  • Trace Window Interpretation  (6:07 min)
    This video demonstrates 3 different levels of interpretation in the Trace Window and how to adjust the filter settings for analyzing a typical DoIP communication sequence in CANoe.

  • TCP IP Stacks Configuration (3:47 min)
    Configuring TCP/IP stacks in CANoe is easier than you think. Watch this video and benefit from our tips.

  • Diagnostic Configuration Dialog  (6:10 min)
    Learn about the basic DoIP settings in the diagnostics configuration dialog of CANoe.

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CANoeを利用したネットワーク全体のシミュレーションと残りのバスのシミュレーション

シミュレーションは、通信データベースから手動または自動的に生成することも可能です。ネットワーク全体または個々のECUの通信動作を残りのバスとしてシミュレーションすることが、後に続く解析フェーズとテストフェーズの基礎となります。

CANoeでのシミュレーションは、固有のOEMパッケージを使用して、各自動車メーカーの要件に合わせて設定できます。このような自動車メーカー固有の残りのバスシミュレーションが機能開発の基礎となります。開発者は開発プロセスの段階に合わせて異なるテストシナリオを実行できます。

  • SIL (Software-in-the-Loop) – vVITRUALtargetによるECUコードの実行
  • MIL (Model-in-the-Loop) – MATLAB/Simulinkモデルの統合
  • HIL (Hardware-in-the-Loop) – VTシステムなどの実際のハードウェアを用いる、リアルタイムのシミュレーション実行
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CANoeによるスティミュレーション

CANoeのスティミュレーション機能を利用すると、ネットワーク上のECUの反応を確認するために、特定の意味(異常状態)を持ったメッセージやシグナルを容易に送信することができます。ECUからの応答によって、機能の整合性を評価することができます。CANoeは、ネット ワーク上のECUに対して様々な方法でスティミュレーションを与えることができます。その方法は、パネル等のユーザーインターフェイスから高度なプログラ ミングまで多岐にわたります。

 

  • シグナルおよび変数の値を設定するためのCAPLまたは.NETプログラム
  • コマンドシーケンスを簡単に作成するためのビジュアルシーケンサー
  • 送信シグナル(正弦曲線、傾斜、パルス、値リストなど)を生成するためのシグナルジェネレーターおよびシグナルリプレイ
  • シグナルを変更しながらバスにスティミュレーションとして送信するための、(CAN/LIN/MOST) インタラクティブジェネレーターまたは (FlexRay) フレームパネル
  • ユーザーにカスタマイズ可能なグラフィックユーザーインターフェイスを提供するためのパネル

 

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CANoeでのECUテスト

画像:CANoeでのECUテスト
CANoeでのECUテスト

CANoeは最新のテスト環境です。CANoeは、システム全体のテストにも効率的なECUテストにも最適なツールあり、以下の使用例においてCANoeは優れたパフォーマンスを提供します。

 

  • ECUテスト
  • モジュールテスト
  • 統合テスト
  • コンフォーマンステスト
  • 回帰テスト
  • プロタイプECUのテスト

 

お客様の便宜を図るため、CANoeにはテスト機能セット (TFS) が組み込まれており、アプリケーション固有のテストと標準化されたコンフォーマンステストのどちらも実行できます。

リアルタイム要求が高い場合は、CANoeをHIL (Hardware-in-the-Loop) システムとして使用することもできます。

CANoe RT (Real Time) 環境では、リアルタイム関連のシミュレーションとテスト機能を (GUIと切り離された) 1台の専用コンピューターで実行します。この方法では、必要に応じてシステム全体のパフォーマンスを容易に向上させることができます。さらにその結果、遅 延時間が短縮され、タイマー精度が向上します。


応用分野

CANoeはオープンインターフェイスを採用しており、多くのテスト環境に容易に適合させることができます。

  • シミュレーション、測定、エラーインジェクション用ハードウェアの統合:
  • VT System、デジタルおよびアナログI/O、自動測定デバイス、各種プログラマブル電源
  • シミュレーションモデルとテストモデルのインターフェイス:MATLAB/Simulinkモデル
  • 他社製のテストシステムの制御:プログラムやスクリプトによる呼び出し
  • 上位レベルのテストコントローラーへの統合:CANoe COMサーバーを使用して、Pythonや.NETから制御
  • 外部のソフトウェアツールへのリンク:トレーサビリティ要求の場合にはDOORSなどへリンク

 

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バージョン15の主な特長

SILテストのサポート

  • CANoe4SW SILテストの機能をCANoeで使用可能
  • SILアダプターを使用して、ファンクショナルシステムインターフェイス経由でソフトウェアにアクセス

 

CANoe Connectivity Features Service

  • 「IoT Enabler」とも呼ばれるVH4110ハードウェアにより、インターネット接続なしでSystem Under Test(SUT)に接続可能
  • CANoe内部でブローカー(MQTT)機能を実現することでテスト用のフォールトインジェクションに使用可能

 

ADAS機能

  • 単純なシナリオから複雑なシナリオまで網羅するADASアルゴリズムの刺激とテスト
  • ネットワーク通信経由でADAS ECUへの刺激

 

セキュリティ機能

  • セキュリティパラメーターの自動調整を行い、セキュアなPDUの再生が可能
  • 新しいX.509 APIを使用すると証明書の変更に焦点を当てたテストが可能

 

オプションEthernet

  • 新しいプロトコルモニターにより、通信接続状態とアプリケーション層プロトコルをグラフィカルに表示
  • 外部仮想ECUとの間で仮想リンク(TUN/TAP)接続を介してネットワーク接続

 

サービス指向アーキテクチャ(SOA

  • アプリケーションパネルを用いてアプリケーションレイヤーオブジェクトの刺激が可能

特殊機能

CANoeを利用したAUTOSAR ECUのモニターおよびデバッグ

CANoe.AMD/XCP は、ECUの内部パラメーターへアクセスします。これにより、広範なテストオプションが可能になり、デバッグ時間を大幅に短縮します。

複雑なECUや分散機能をテストする場合、純粋なブラックボックステストは適切ではありません。オプションAMDでは、ECUの内部情報へアクセスすることにより、ユーザーのアプリケーションやECUスタックに対して新しい包括的なテストオプションが可能になります。特にAUTOSAR ECUでは、ベーシックソフトウェア(BSW)、ランタイム環境(RTE)、ソフトウェアコンポーネント(SWC)で構成される構造化されたレイアウトによって定義された測定および刺激関連のテストパラメーターインターフェイスを使用できます。

 

主な特徴

  • XCP/CCP経由でECUの内部パラメーターへ容易にアクセス可能
  • MICROSARスタックを広範に測定 (一般的な測定を含め、すべてのモニター機能をサポート)
  • リンカーマップファイル内の新しいアドレスを使用してA2Lファイルを更新可能 (付属のASAP2 Updaterを使用)
     

応用分野

  • ネットワークおよび分散システムのデバッグ
  • BSWおよびSWCのデバッグ
  • 複数のECUへ同時にアクセスすることにより、ECU間での分散機能を解析
  • ECUメモリーへアクセスすることにより、機能テストを自動化
  • BSWおよびRTEの統合を確認

 

関連情報

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モデリングツール

画像:CANoe MATLABインターフェイス
CANoe MATLABインターフェイス

CANoeにはモデリングツールへのインターフェイスが用意されており、これを使用して、 個々のECUの複雑なモデルをネットワークシミュレーションに統合できます。

 

  • MATLAB®
  • Simulink®
  • Stateflow®

 

このインターフェイスは、システム変数とバスシグナルの読み書き用のブロックセットを提供します。次の2つの動作モードがあります。

  1. オンライン/HILモード: 生成したDLLをCANoeリアルタイム環境で実行する場合
  2. オフライン/同期モード: シミュレーションシステムの場合

 

CANoeはインタラクションレイヤーと、MATLAB/Simulinkモデルで直接使用可能なシグナルAPIを提供します。通信面においては、すべてCANoe内で処理されます。

 

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パッケージ

「OEMパッケージ」はCANoe用のシミュレーション機能拡張です。OEMパッケージは複数のコンポーネントで構成され、コンポーネントは通常、共通の規格に基づいており、自動車メーカー (OEM) 固有のアドオンで拡張されています。

含まれる内容

  • インタラクションレイヤー
  • トランスポートプロトコル
  • ネットワークマネージメント
  • シグナルの表示と変更を行うためのパネル
  • CANoe動作環境一式を生成するモデルジェネレーター

 

使用可能なOEMパッケージ

Network  Package
CAN AUTOSAR
BMW
Daimler
Chrysler
Claas
FHI/Subaru
Fiat
Ford Motor Company
Ford Motor Company (Ford, Jaguar, Volvo) EuCD
GM Corporation (GM, Opel, Saab)
Mitsubishi MMC
PSA (Peugeot, Citroën)
Porsche
Renault
Suzuki
Toyota
VAG (Volkswagen, Audi, Seat, Skoda, Bentley)
Ethernet BMW
Daimler
GM
VAG (Volkswagen, Audi, Seat, Skoda, Bentley)
Volvo
FlexRay
AUTOSAR
Audi
BMW
Daimler
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Communication Concept - 現在の開発状況

"Service-orientation in E/E designs" (26 min.). Part 1/2 about SOA fundamentals and CANoe´s support for SOA testing of vehicle networks.

従来のシグナルベースの通信はサービス指向通信のパターンを用いて補足されることが多くなりました。たとえばAUTOSAR Adaptive Platformでも一貫してサービス指向のアプローチが使用されています。サービス指向通信ではしばしばTCP/IPプロトコルスタックが基盤とされ、SOME/IPなどの通信ミドルウェアが使用されます。送信されるネットワークメッセージ(Ethernetフレームなど)と、実際のアプリケーションの全体像は、CANを介したシグナルベース通信の場合とは大きく異なります。さらに、サービスインターフェイスとそれに関連するデータ構造は、特定のネットワーク送信やネットワークトポロジとは切り離して定義されます。

 

 

Graphic of CANoe´s communication model
Communication model of CANoe

CANoeはこの新しい設計パラダイムに対応するため、データベースがCANoe通信モデルにインポートされています。ユーザーは内蔵された通信オブジェクトエディターで通信オブジェクトを定義するほか、既存のオブジェクトを編集することができます。

 

CANoeの通信モデル

"How to test SOA applications with CANoe" (25 min). Part 2/2 about SOA fundamentals and CANoe´s support for SOA testing of vehicle networks.

CANoeでは、サービスインターフェイスをモデリングの設計要素として直接使用できます。これらのサービスインターフェイスはメソッドとイベントをサポートします。また、オブジェクト検出などの領域で使用される複雑なデータタイプが直接サポートされます。サービスインターフェイスを提供または使用するエンドポイント(プロバイダーおよびコンシューマー)のシミュレーションもCANoeで直接実行できます。

CANoe Communication Concept - よくある質問トップ3

Q:  シミュレーション設定に替わってCommunication Setupが使用されるのですか?
A:  はい。Communication Setupはサービス指向アーキテクチャに特化して設計されています。シミュレーション設定のネットワーク指向の表記法はサービス指向アーキテクチャには適しません。
Q:  現在のCANoeのコンフィギュレーションに変更は必要ですか?
A:  いいえ。CANoeの現在のコンフィギュレーションは変更せずそのまま使用できます。ただし、今後は自動車メーカー用の拡張機能を順次Communication Conceptに変換していく予定です。
Q:  Communication Conceptが利用できるのはAUTOSAR Adaptiveのみですか?
A:  いいえ。Communication Conceptは周期的なCANメッセージから、IoTアプリケーションのMQTTに至る、あらゆるタイプの通信をカバーします。

 

 

Communication Setup Windowの重要性

Communication Setup Window
Communication Setup Window

CANoe Communication Conceptではまず、主にCommunication Setup Windowを使用して、以下のような通信の設定を行います。

1.  アプリケーションレイヤー(アプリケーションモデル)
2.  通信レイヤー(通信、バインディング)
3.  伝送媒体(ハードウェア、バインディング)

 

テクニカルアーティクル

「通信システムと通信プロトコルの壁を越えるテスト」

サービス指向通信への緩やかな移行を可能にするコンセプト

 

このテクニカルアーティクルでは、従来のシグナルベース通信に加えて、SOA(Service-Oriented Architecture: サービス指向アーキテクチャ)にも対応したCANoeの通信テスト・シミュレーションの新しいコンセプトについて説明します。

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セキュリティー保護されたECUおよびネットワークのテスト

The principle of the Security Manager - with and without access to OEM-specific backends
Security Managerの原理 - 自動車メーカー固有のバックエンドにアクセスする場合としない場合

ECUに実装されたセキュリティーメカニズムは、車両とその機能をデータの改ざんや不正アクセスから守ります。ただし、開発中や運用開始後には、権限を持ったエンジニアがテストや診断用途の目的で車両コミュニケーションにアクセスすることが可能でなければなりません。

ベクターはSecurity Managerにより、他のベクターツールでも同じ要領で使用できる、統一されたソリューションを提供します。CANoeのほか、CANalyzerCANapeIndigoCANoe.DiVaもSecurity Managerを使用します。

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IoTアプリケーションのためのCANoe

Connectivity Feature Serviceは、バックエンドローカルブローカーを介してテスト対象システム(System Under Test: SUT)を簡単に接続することのできる、CANoeの無償の拡張機能です。SUTは実デバイスでも、あるいは仮想環境にある、ソフトウェアそのものでもかまいません。当初サポートされるプロトコルはMQTTですが、他のプロトコルのサポートも予定されています。

 

主な特長:

  • ソフトウェアまたはスマートデバイスに対する機能テスト
  • 解析Window、自動テスト、追加モデルの統合といったCANoeの通常の機能を使用してシステム環境を設定
  • WebSocketやHTTPSで接続を確立するため、特別なITポリシーは不要

 

手軽な導入とシンプルな操作:

  • 認証に必要な証明書を受信後、設定すればすぐに使用可能
  • プロトコル固有の設定はCANoeで明示的に処理し、ユーザーはアプリケーションのデータに集中
  • すでにCANoeを使った作業を行っている場合、通常のシミュレーションやテストのワークフロー内で使用可能
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ADAS機能セット

このCANoe拡張(標準機能)により、ADAS機能を簡単にテストできます。たとえば、ブレーキ支援、信号認識や車線逸脱防止支援などの機能です。CANoeの基本的なコンセプトはもちろん利用可能です。 

ADASアルゴリズムを刺激するために、様々なADASオブジェクトがシミュレーション環境と、センサーまたは開発環境間で交換されます。解析には専用のWindowを使用できます。テストユニットを使用することにより、アルゴリズムの完全なテストが可能になります。テストに必要な残りのシステムはCANoeが提供します。アプリケーションによっては、シミュレーション環境のデータ(DYNA4などにより提供されたデータなど)もここで使用できます。

主な特長:

  • 単純または複雑なシナリオを含むADASアルゴリズムへの刺激
  • ADASアルゴリズムのテスト
  • ネットワーク通信経由のセンサーデータの解析
  • ネットワーク通信経由でADASアルゴリズムへの刺激
  • ログファイルの解析
  • シナリオの解析

オブジェクトリストのマッピングはASAM OSI®(Open Simulation Interface)標準を使用して内部的に実行されます。この標準は他のベクターツールでもサポートされており、異なるツール間の相互運用性を確保しています。

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オートモーティブ向けCANoeオプション

オプションCAN

CANoeはそのままでもCANネットワークのシミュレーション、解析、テストを快適に実行することのできるツールです。しかし、CANoeのマルチバスのコンセプトにより、適切なオプションを適用すれば、CAN (FD)、LIN、Ethernet、FlexRay、MOSTなどを同時に操作することが可能になります。


特長

  • CAN (FD) でのAUTOSARのサポート
  • CAN (FD) での診断のサポート
  • CANoeオプションScopeおよびオプションAMD/XCPは、CAN (FD) をサポート


機能

  • CAN (FD) システムのシミュレーション、解析、テスト
  • CAN FD固有の機能をCANの拡張として容易に統合
  • ECUの機能テストおよび統合テスト
  • ネットワーク統合テスト
  • CAN、LIN、Ethernet、FlexRayの各ネットワークに対するゲートウェイ操作、同時刺激および解析

 

CAN (FD) の詳細ページへ

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オプションCar2x

車両間または車両とインフラ間の通信は無線LANの標準であるIEEE 802.11p(ETSI ITS-G5またはIEEE 1609 WAVE)経由で行われます。CANoe.Car2xは、IEEE 802.11pに準拠した無線LANチャネル対応をCANoeに追加します。これによって、Car2x固有のネットワークおよびトランスポートプロトコルと、これらのプロトコルに乗せたアプリケーションメッセージの両方を直接解析できるようになります。

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オプションEthernet

オプションEthernetを使用すると、CANoeの機能を拡張し、Ethernetネットワークに対応することができます。オプションEthernetによって、VN5600シリーズのインターフェイスなどのハードウェアインターフェイスの使用が可能になり、これによって自動車分野で広く使用されているIEEE 100BASE-T1 (OABR) やIEEE 1000BASE-T1などの物理層に直接アクセスできるようになります。また、SOME/IP、SOME/IP-SD、IP、TCP、UDP、TSN/AVBをはじめとする数多くの専用プロトコルも、オプションEthernetで対応しています。

 

車載Ethernetの詳細ページへ

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オプションFlexRay

CANoe.FlexRayは分散リアルタイムシステムを解析するための汎用ツールです。簡単なネットワーク解析から複雑な障害のトラブルシューティングまで、あらゆる分野をカバーします。マルチバス対応機能により、CAN、Ethernet、FlexRay、LIN、MOST、およびネットワークシステムを同時に処理することができます。


適用分野

  • ゲートウェイを使用して他のバス(CAN、LIN、MOST)に接続されるFlexRayベースの「データバックボーン」
  • さまざまなECU間での計算が必要な分散型制御システム(パワートレインおよびシャーシなど)
  • セーフティクリティカル(Safety-Critical)アプリケーション(X-by-Wire)


機能

  • バスデータトラフィックのリスト(トレース)
  • シグナル値のグラフィックおよびテキスト表示
  • 事前定義されたPDUおよびフレームを対話形式により送信
  • クラスターモニターによる、ノードおよびメッセージ統計表示
  • メッセージをログ記録し、後からリプレイまたはオフライン環境で評価
  • 解析Windowでcycle multiplexing、in-cycle repetition、PDUをわかりやすく表示

 

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オプションLIN

オプションLINは解析、テスト、シミュレーションの機能を提供し、LINのECUおよびネットワークの開発をサポートします。
LDFファイルを利用して、LINマスターまたはスレーブノード(LINネットワークマネジメントを含む)のシミュレーションを容易に設定できます。
統合されたLINスレーブコンフォーマンステスターは、LIN 1.3、2.0、2.1、2.2、J2602およびISO 17987対応のテストを生成します。


特長

  • CANoeオプションScopeによるLIN波形解析のサポート
  • LINバスに対するストレス状態および障害生成をインタラクティブに実現
  • LIN2.xおよびJ2602に対応したスレーブコンフォーマンステストをデモとして同梱


開発機能

  • LDFを利用してLINノード/ネットワークを容易にシミュレーション

  • (複数チャネルLINマスターおよびゲートウェイをサポート)
  • LIN2.0、LIN2.1、LIN2.2スレーブReconfigurationコマンドを完全サポート
  • LIN2.0、LIN2.1、LIN2.2、J2602向けネットワークマネジメント
  • LINノードのモデリング用プログラミング機能(診断機能にも対応)
  • シグナル、フレーム、スケジューリングをインタラクティブに操作する、ユーザー定義可能なパネルを統合
  • 診断機能セットをサポート


解析機能

  • LIN2.0、LIN2.1、LIN2.2 ConfigurationコマンドのLDF解釈に準拠したネットワーク解析
  • ODX/CANdelaデータベースに準拠した診断データ解釈
  • 詳細なエラーおよびイベントの検出
  • シグナルを数値またはグラフィックで表示
  • 設定可能な表示用パネル
  • ネットワーク管理Window
  • LIN統計モニターによるネットワークおよびノード統計
  • ログ、リプレイ、フィルター、トリガーなど、各機能ブロック


テスト機能
LIN用テスト機能セット(TFS)を使用して、独自のLINテストを簡単に定義、制御、レポート作成できます。スレーブコンフォーマンステストモジュールを使用して、コンフォーマンステストをお客様固有のテスト環境に直接統合できます。この特殊テストモジュールは、LIN1.3、LIN2.0、LIN2.1、およびJ2602の正式なスレーブコンフォーマンステスト(OSIレイヤー2および3)をサポートしています。ベクターのテストハードウェアVH1160を使用すれば、テストを簡単に自動化できます。


ストレス機能
特別なハードウェアを使用せずに、CANoe.LINを使用してLINネットワークに障害を与えることができます。LINストレスIGまたはスクリプト関数を使用して、あらゆる種類のLINエラーを生成することができます。また、LIN Disturbanceブロックの使用で、対話形式でのレセシブおよびドミナント障害の設定、実行が可能です。

 

LINの詳細ページへ

VH1160テストハードウェアの詳細ページへ

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オプションMOST

CANoe.MOSTは、MOSTシステム用の広範囲な解析およびテスト機能を、使いやすいユーザーインターフェイスで提供します。システム全体をインタラクティブに解析できることに加え、解析およびテストを自動化することによってECUの開発やシステム統合の効率化を図ることができます。残りのバスシミュレーションの実行機能をはじめとして、単一コンポーネントのテストに必要なネットワークサービスが用意されています。
 

特長

  • シミュレーションから解析、テストの自動化に至るユースケースに1つのツールで対応し、詳細な内容を含んだテストレポートも生成
  • 多彩なストレス機能
  • Electrical Control Line (ECL) へのアクセス
  • ゲートウェイのユースケースに対応するためのグローバル同期クロック。アイソクロナスチャネルのスパイ(PCへのデータストリーミング、ハードディスクへの記録、VLCなどのメディアプレイヤーによる視覚化)対応


適用分野

  • MOSTメッセージの広範な逆アセンブル機能を備えた解析ツール
  • デバイスおよびシステムテスト: 統合されているシステム管理モジュール(Network Master、Power Master、Connection Master)を使用することにより、単一デバイステストなどの際に、MOSTに準拠した方法でECUを起動させることができます。これによって、テストモジュールの作成時に実際のテストの開発のみに集中できます。テストレポートは自動生成されます
  • ゲートウェイ開発: CANoe.MOSTは、CAN、LIN、FlexRay、Ethernetの各オプションと自由に組み合わせることができます。解析とテストは使用するゲートウェイECUに関連したすべてのバスシステムを対象に、同期された単一のグローバルクロックに基づいて実行できます。CANoeをゲートウェイのプロトタイプとして機能させることもできます

 

CANoe.MOST機能
以下の表は、CANoe.MOSTがサポートする機能の概要を示しています。

MOST機能
 
コントロールチャンネル
ノード/スパイ
        CMS
あり
        AMS
あり
非同期チャンネル (MDP)
ノード/スパイ
        生パケット
あり
        MOST High Protocol (MHP)
あり
Ethernetチャンネル (MEP)
ノード/スパイ
Electrical Control Line (ECL)
ノード/スパイ
システム状態 (ライト、ロック、システムロックなど)
あり
オーディオ/同期チャンネル
 
        アロケーションテーブル
あり
        LineIn/LineOut
あり
        S/PDIF In/Out
あり
        PCへのストリーミング
あり
        アイソクロナスチャンネル
スパイ1
ストレス
 
        コントロールチャンネルのバス負荷
あり
        非同期チャンネルのバス負荷
あり
        Ethernetチャンネルのバス負荷
あり
        Unlock生成
あり
        ECL Stimulation Sequences
あり
ログ記録
 
        コントロールチャンネル、非同期チャンネル、
        Ethernet、システム状態
BLF, ASC, IMG, OP22, CCO2, CC32
        同期チャンネル
なし
ハードウェアインターフェイス
VN2640

1 インターフェイスにVN2640を使用した場合
2 すべてのチャネルが含まれるわけではありません。詳しくはフォーマット作成元から提供される情報をご覧ください

注:

  • MOST25は既存のVN2610でのみ対応
  • MOST50はOptoLyzer MOCCA compact 50eで対応
  • MOST150 coaxはVN2640 + MOST150 C-O Converter (K2L) またはOptoLyzer MOCCA compact 150c (K2L) で対応

 

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上位アプリケーションプロトコル向けCANoeオプション

オプションCANopen

CANoe.CANopenを使用したCANopenネットワークの開発

ネットワークの複雑化が進む現在、CANopenシステム開発は、最適なツールなしに行うことはできません。CANoeは、プランニング、開発、テスト、そして最終的な立ち上げまで、ネットワークシステムの全開発プロセスをサポートしています。

 

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オプションISO11783

ISO 11783規格に準拠したネットワークは複雑な通信構造で構成されていますが、ユーザーはそれを簡単にかつ効率的に解析およびシミュレーションできます。 ネットワークで最も重要な2つのノードであるバーチャルターミナル (VT) とトラクターECUのサンプルノードもデモコンフィギュレーションに含まれています。
CANoe .ISO11783は、ISO 11783規格の実装レベル2から5以上のシステムをサポートします。ユーザーは、ISO 11783規格に定義されるパラメーターグループとシグナルを使って作業を進めることができます。CANoe .J1939で提供されている通信解析機能と 同じ機能が使え、同梱されるサンプルを基に特定の環境用に加工することもできるので、CANoe .ISO11783をすぐに利用できます。

 

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オプションJ1587

J1587をCANoe/CANalyzerにシームレスに統合することにより、ネットワークへのアクセスを非常に簡単にすばやく確実な方法で行うことが できます。トレースWindowにプロトコル固有情報を表示できる他、このオプションをJ1939やLINなどの他のオプションと組み合わせることによ り、システム全体を1つのツールで解析およびシミュレーションできます。そのため、時系列に相関関係のあるプロセスを複数のバスにまたがって取得して評価 できます。車両のすべてのネットワークについて包括的なツールとしてCANoe/CANalyzer .J1587を使用すると、コンフィギュレーションお よび測定データのやりとりが極めて容易なため、ツールに関するトレーニング時間が減少し、効率性と安全性が高まります。

 

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オプションJ1939

CANoe.J1939はシミュレーション機能を備えているため、J1939ネットワークの開発、設計、評価に適しています。これは実質的にECU自己診断やデバッグのツールとして利用できるだけでなく、ネットワーク構築の初期段階や組立段階での残りのバスのシミュレーションにも利用できます。特にJ1939-82コンプライアンステストユニット(2015)は、インテグレーションとモジュール単体テストの段階でユーザーを助けるものです。SAE J1939規格は、NMEA 2000®、ISO 11783、ISO 11992(トラック=トレーラー間通信)、FMS (Fleet Management System)、GB/T 27930のネットワークのベースであるため、これらのJ1939派生ネットワークのモニターやデバッグもできます。

 

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E-モビリティー用のCANoeオプションは、柔軟に設定可能な充電相手(車両または充電ステーション)を模擬することにより、正しい機能を確認しなければならないすべての充電用ECU開発者をサポートします。CANoeオプションSmartChargingにより、充電プロセスにおける電気自動車(EV)や充電ステーション(EVSE)の通信動作を解析、シミュレーション、テストできます。

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測定および診断機能検証用CANoeオプション

オプションAMD/XCP

Graphic about CANoe .AMD/XCP workflow
CANoe.AMD/XCPでECU上のメモリアドレスに読取り/書込みアクセスするためのワークフロー

オプションAMD/XCPによって、CANoeにECUメモリへのアクセス機能が追加されます。ECU上の指定メモリへの読取り/書込みアクセスはASAMによって規格化されているXCPプロトコル(XCP on CAN、XCP on Ethernet)またはCCPプロトコルを使用して実行されます。設定はA2L形式のファイルで簡単に行うことができます。

特に複雑なECUや分散機能をテストする場合、純粋なブラックボックステストは適切ではありません。オプションAMD/XCPでは、ECUの内部情報へアクセスすることにより、ユーザーのアプリケーションやECUスタックに対する包括的なテストオプションが可能になります。特にAUTOSAR ECUでは、ベーシックソフトウェア(BSW)、ランタイム環境(RTE)、ソフトウェアコンポーネント(SWC)で構成される構造化されたレイアウトによって、測定および刺激関連のテストパラメーターインターフェイスが使用できます。

リリースバージョン10.0からは、ベクターのMICROSAR AUTOSARスタックでBSWモジュール(ベーシックソフトウェアコンポーネント)およびSWC(ソフトウェアコンポーネント)用のA2Lファイルの生成が可能になり、シンボリック情報が提供されるようになりました。

ECUの内部の状態とデータフローを読み込み、バスデータと併せて解析できます。オプションAMD/XCPは、XCPやCCPなどのプロトコルを使用してECUからデータを読み込みます。

 

適用分野:

  • 内部ECU値へのアクセスにより、テスト対象シグナルを拡張
  • 内部ECU値、バスシグナル、I/Oシグナルの解析およびテスト
  • 複数のECU RAM値への並行アクセスによる分散機能の解析
  • BSWおよびSWCのデバッグ
  • ASAM-A2Lファイルによる自動設定

 

特長:

  • サポートするプロトコル:

    • XCP on CAN/CAN FD、FlexRay、Ethernet、LIN(ベクターによる実装)
    • CAN Calibration Protocol (CCP)

  • 高速データ転送に対応するハードウェア:

    • ベクターの測定およびキャリブレーションハードウェアVX1100
    • iSYSTEMハードウェアデバッガー

  • MICROSARスタックの広範な測定(Generic Measurementを含め、すべてのモニター機能をサポート)
  • リンカーマップファイル内の新しいアドレスを使用してA2Lファイルを更新可能(付属のASAP2 Updaterを使用)
  •  
テクニカルアーティクル:「シーケンスの詳細を探る」(PDF、3ページ)

テクニカルアーティクル「シーケンスの詳細を探る」

 

ブラックボックステストは一般的に、ECUの開発プロセスの一部として、あるいはECUの動作異常を解析するために実施されます。テストでは刺激と測定のために、ECUの入出力をテストシステムに接続します。この方法は広範囲にわたる解析を可能にしますが、テストによっては直接ECU内部にアクセスする必要があります。これを行うことなしに、有意義なテスト結果を得ることはできず、テスト工数の削減もできません。 (続きを読む)

詳細情報:

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オプションScope

CANoeの主なWindowで使用されるオプションScope

オプションScopeは、USB接続オシロスコープハードウェアを使用した、CANoe用のオシロスコープ統合ソリューションです。対応するハードウェアは、CAN/CAN FD/FlexRayx2またはLIN/IOx4用に最大4つの入力チャネルを装備し、ベクターのインターフェイスハードウェアのsyncラインを使用してトリガーされます。バス固有のトリガー条件設定やCANoeの時間同期を用いることで、従来のオシロスコープに比べ、短い時間でプロトコルエラーの原因を特定できます。

適用分野

  • バスプロトコルエラーをビット単位で解析
  • コンフォーマンステストの妥当性確認およびデバッグ
  • CANシグナル品質のチェック
  • バスおよびI/Oシグナルの同時検証

 

特長

  • CAN/CAN FD、FlexRay、LIN、航空宇宙向けA825の解析およびトリガー
  • PSI5およびSENTプロトコルを用いたセンサーシグナルの解析(VTシステムを使用)
  • 外部シグナル(I/O)のトリガーおよび測定
  • CANエラーフレームなどのプロトコルエラーの検出およびトリガー
  • 自動車メーカーの仕様書に基づくECUコンフォーマンステスト
  • ネットワーク設計の概念実証(バストポロジ、ケーブル、レジスタ)
  • EMCの問題およびその他の電気的影響のトレース(反射、リンギング、クロストーク)

 

CAPLプログラミング

  • アイパターン、ビットマスク解析を使用した自動解析
  • ユーザー固有のテストケースを記述するためのCAPLベースのプログラミングAPI
  • ユーザー定義のテストケースを自動的に、連続して実行できるテストアーキテクチャ
  • 自動生成されるテストレポートにより、再現性のあるテスト文書を実現


CANoeへの統合

オプションScopeは、コンフィギュレーション、データ測定、ダイアグラム、トレースのさまざまなビューを持つ、新しい解析Windowの形でCANoeに表示されます。ダイアグラムビューとトレースビューは互いに双方向で同期し、ビット単位のシグナルデコードを提供します。スコープWindowも、トレース、グラフィックス、ステートトラッカーなどのCANoeのその他の解析Windowと同期できます。スコープによる測定結果はエクスポート後に再びインポートし、オフライン解析に利用することができます。

 

オシロスコープハードウェア

  • USB 3.0対応オシロスコープPicoScope 5444D-034
  • 512MSのスコープバッファー
  • 最大1GS/秒のサンプリングレート(1チャネル)
  • 2チャネル(CAN_H、CAN_Lなど)では500MS/秒のサンプリングレート
  • 4系統のバスシグナル入力チャネル(CAN/CAN FD/FlexRay x 2またはLIN x 4)
  • Vector Scope Bus Probeを通じてD-SUBコネクタとバス接続
  • ベクターインターフェイスのsyncラインに接続する外部トリガー用の入力
  • トリガーはベクターインターフェイスハードウェアにScope Trigger Cable経由で接続

 

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オプションSensor

以下のセンサー固有プロトコルの解析、シミュレーション、テストをより簡単に実行するためのオプションです。

  • PSI5  (Peripheral Sensor Interface)
  • SENT (Single Edge Nibble Transmission)

CANoe.SensorとハードウェアモジュールのVT2710を使用することで、各センサープロトコルに合わせた専用の機能が利用できるようになります。


特長

  • センサーチャンネルを素早く設定できる直観的なユーザーインターフェイス
  • センサーの設定を他のCANoeコンフィギュレーションに手軽にエクスポート可能
  • CANoeトレースWindowでプロトコル解析が可能
  • VT2710により4つのPSI5または4つのSENTチャンネルをサポート


適用分野

以下を対象とするセンサーの開発とアプリケーションをサポートします。

  • パワートレイン: 圧力センサー、エアフロセンサー、O2センサー
  • 安全: 加速度センサー、回転センサー、傾きセンサー
  • コンフォート: レインセンサー、温度センサー、空調センサー


ツールコンセプト

CANoe.Sensorでは、車載ネットワークのセンサーシグナルの分布だけでなく、センサーバス上のセンサーシグナルを表示することも可能で す。CANoeの解析コンセプトと直観的なコンフィギュレーションを使用することで、複雑な通信シナリオもすばやく生成し、解析できます。また、コント ロールユニットとセンサーの両方のシミュレーションが可能であるため、開発者によるテスト環境の構築を、簡単なものから複雑なものに至るまで幅広くカバー します。シミュレーションでは、関連するすべてのデータを余さず制御できます。加えて、高度なエラー検出のメカニズムによって、システムのデバッグを円滑 に進めることができます。

そして、センサーネットワークへの物理的な接続には、新しいハードウェアモジュールのVT2710を使用しま す。VT2710はモジュール式のテスト環境「VTシステム」のモジュールの1つで、CANoe.Sensorの機能に対応しています。VT2710は柔 軟性が高く、必要に応じてピギーバック基盤を介して最大4つまでのPSI5またはSENTチャンネルを設定することができます。また、ビットレート設定や 精密なメッセージタイムスタンプの生成が可能な高精度の解析ツールであり、その操作コンセプトとプログラミングインターフェイスによって既存のVT環境も シームレスに組み込むことが可能です。なお、VT2710は、その他のセンサープロトコルにも対応しております。

 

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オプションDiVa

CANoe.DiVaの概要 - アーキテクチャーおよびテストの生成
CANoe.DiVaの概要 - アーキテクチャーおよびテストの生成

DiVaは、CANoeのオプションです。DiVaはCANoeの機能を拡張し、ECUの診断通信機能の評価を行うテストモジュールの自動生成と、その自動実行を可能にします。

CANdela形式またはODX形式の診断データベースを利用して、ECUの個別仕様に対応したテストを生成します。
生成したテストをCANoeで実行し、テストレポートを自動生成します。CANoe.DiVaは引き続き、テスト結果の評価とその後の処理をサポートします。

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航空宇宙向けCANoeオプション

オプションA429

CANoe .A429 Screenshot including some analysis and simulation windows

CANoe .A4299はARINC 429バスの解析に最適な、最大32チャンネルのデバイスに個別に対応できるツールです。生データが必要な場合でも、あるいは物理的な数値が必要な場合で も、CANoe.A429はあらゆるレベルで強力な解析機能を提供します。このツールの利用によってユーザーは素早く目標を達成できるだけでなく、複雑な ネットワーク構成の概要を把握することもできます。

 

特長

  • インタラクティブかつ簡単なテストから、体系的な自動テストに至るまで、データ通信を高い信頼性でテスト
  • テストプロトコルを自動作成
  • 容易なデータトラフィックのモニターとさまざまな解析手法を用意
  • 1つのツールでCAN、AFDX®、そしてモジュールタイプのテスト環境である、ベクターのVTシステムにアクセス可能
  • 開発プロセスの早い段階でエラー状態を発見して修正

 

シンボリック表示

バス用のARINC 429ワードはデータベースに記述できます。その際はARINC 429のラベルに読取可能な名前を割り当てるほか、ARINC 429ワードのデータ内容も詳しく定義します。これにはARINC 429ワード内のビット位置だけでなく、データ型と表示名も含まれます。物理パラメーターを解釈して表示するのに用いるため、単位を入力したり、変換式を 定義したりすることもできます。製品にはデータベースエディターが付属します。

 

メッセージの表示

トレースWindowには、その瞬間のARINC 429バストラフィックが分かりやすくリスト表示されます。データベースが用意されていれば、変換式が自動的に使用されて、表示はシンボリックに行われま す。カラムのレイアウトはユーザーが設定可能で、表示を手軽に切り替えられるよう、あらかじめ設定された3種類のカラムレイアウトが用意されています。検 索機能も改良され、大量のバストラフィックの中からでも、関連するすべての情報を素早く探し出すことができます。

 

詳細情報

(AFDX®はエアバス社の商標登録です。)

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オプションAFDX

CANoe .AFDX Screenshot including some analysis windows

CANoe.AFDX はAFDX®ネットワーク全体はもちろん、個別のデバイスのテストおよび解析にも最適な製品です。ロウフレームが必要な場合でも、あるいはペイロードの内容が必要な場合でも、CANoe.AFDX はあらゆるレベルで強力な解析機能を提供します。このツールの利用によって、そ
れぞれのユーザーの要求を充たすことや、複雑なネットワークの構成を把握することもできます。

特長

  • インタラクティブかつ簡単なテストから、体系的な自動テストに至るまで、データ通信を高い信頼性でテスト
  • テストレポートの自動生成

  • 容易なデータトラフィックのモニターとさまざまな解析手法を用意
  • ひとつのツールで、CAN、AFDXおよびアナログとデジタルI/Oに対応

 

ハードウェアインターフェイス

CANoe .AFDX では、USBインターフェイスのVN5610 、またはTTTech社のAFDXEnd System T (PCI/PCIe用)をそれぞれオプションで使用できます。

 

データベースによるシンボリックな解析

AFDX®通信そのものは、ICDフォーマットによって記述されています。通常、航空機メーカーが開発に関連する通信内容を記述したファイルをサプライ ヤーに提供します。この情報をCANoe.AFDXで利用するために、ICDフォーマットファイルをベクターのDBCファイルに置き換えるための コンバーターも提供されています。コンバートされたDBCファイルをCANoe.AFDXのコンフィギュレーションに割り当てることで、ユーザー はCANoe上でシンボリックに情報を読み取ることができます。

 

メッセージ表示

バス上を流れるAFDX® メッセージは、リアルタイムにトレースWindowに表示されます。データベースが割り当てられていれば、基になったICDフォー マットに従った情報をシンボリックに得ることができます。この場合バーチャルリンクは、IDが数値で表示されることはなく、シンボリックに名称で表示され ます。情報種別ごとのカラムはユーザーが選択可能で、3種類のカラムレイアウトをすぐに切り替えて利用できます。膨大なメッセージトレースからユーザーが 必要な情報を見失わないように、検索機能も改良されています。

 

詳細情報

(AFDX® is an Airbus registered trademark)

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オプションCAN

CANoe .CANaero Screenshot including some analysis windows, simulation and panels

CANoe.CANは、簡単なネットワーク解析から電子ユニットの体系的なテストまで、大部分のARINC 825のユースケースに対応しています。マルチバス対応のこのツールによって、複数のチャンネルで、CAN (ARINC 825)、A429 (ARINC 429)、AFDX® (ARINC 664)、Ethernetといった異なるバスシステムを同時に扱うことができます。

 

機能概要

  • 設計のインタラクティブかつ簡単なテストから、体系的な自動テストの実施に至るまで、電子ユニット間のバス通信を高い信頼性でテスト
  • テストレポートの自動生成
  • 容易なデータトラフィックのモニターとさまざまな解析手法を用意
  • 複数のバスを時間同期で解析するほか、Ethernet対応のゲートウェイの開発とテストをオプションでサポート
  • ARINC 825のプロトコルをサポート
  • メッセージデータベースを利用するコンセプトを採用しており、オリジナルプロトコルにも対応可能

CANoe.CANは、A429、AFDX、Ethernet、CANopenなど、他のCANoeオプションと組み合わせることができます。
これは表示されるブロックダイアグラムから直観的に操作できます。PCインターフェイスを介してバスのデータの流れをさまざまな評価Windowにグラフィカルに表示し、ログファイルに記録します。システムは、このブロックダイアグラム内でパラメーター化されます。さらに、フィルター、ジェネレーター、リプレイブロックなどの機能ブロックも、このブロックに挿入して設定できます。

機能

基本機能には多彩な用途があります。たとえば、以下のような用途に対応しています。

  • モデリングによる完全なシステムのシミュレーションと残りのバスシミュレーション
  • バスデータトラフィックのトレース表示
  • ネットワーク全体/単体電子ユニットのテスト
  • Cに似た組込のCAPLプログラミング言語でユーザーがプログラミングし、シミュレーション、解析、テストをサポート可能
  • インタラクティブなメッセージの送信
  • チャンネルごとのメッセージ、バス負荷、エラー数の統計表示
  • 多くのトリガーオプションを持ったメッセージログ機能とそのリプレイまたはオフラインでの評価
  • バス障害の生成
  • シミュレーションおよびテストの制御、解析データ表示のためのユーザー定義のインターフェイスを作成可能
  • デジタルおよびアナログ入出力モジュール、測定ハードウェアの制御により、シミュレーションおよびテスト環境における実際のシグナル値を処理できる
  • Microsoft COMや.Netなどのオープンソフトウェアインターフェイスにより、既存のシステム環境へのインテグレーションが可能

詳細情報:
プロダクトインフォメーション「CANoe.CAN」

(AFDX®はAirbusの登録商標です。)

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CANoeのグレード

全機能を装備。シミュレーションモデルはCAPLで作成。テストケースはテスト機能セットを使用して簡単に作成可能。このグレードは、CANoeの全機能をお使いになりたいユーザー向けです。

 

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run (Runtime) グレードでは、コンフィギュレーションの修正は不可、解析機能をすべて装備、簡単にノードの接続/接続解除が可能。このグレードは、あらかじめ定義された残りのバスシミュレーションと、実際のECUとの相互関係を簡単にすばやくテストする必要のあるユーザー向けです。

 

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pex (Project Execution)グレードでは、グラフィカルユーザーインターフェイス(パネル)のみ利用可能。ユーザーがメッセージの評価を実行することなく、シミュレーションとテストケース、その結果を容易に制御・判定できます。

 

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関連情報

ファクトシート:


機能マトリックス:


プロダクトインフォメーション:

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ベクターのナレッジベースでは、グローバルのお客様FAQを掲載しています。

 

 

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CANoeは以下の言語でご使用いただけます。

 

  • 英語
  • ドイツ語
  • 日本語
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コンポーネント
推奨
最小要件
CPU1 インテルCore i7
3GHz以上、4コア以上
インテル互換
2GHz、2コア以上
メモリー(RAM)
32GB以上 8GB
ハードディスク容量2
20GB以上 SSD/NVMe 8GB HD/SSD
画面解像度
フルHD
1280×1024ピクセル
オペレーティングシステム3
Windows 10(version 1803以上) Windows 10(version 1803以上)


1   CANoeはコア数の多さよりもクロックレートの高さを優先
2  使用オプションおよび必要なオペレーティングシステム コンポーネントにより異なる
3 仮想OSを除く。仮想マシン上での実行は可能ですが、テストは行われておりません。仮想化により、ベクター製ハードウェアの動作に遅延時間が大きくなるなどの影響が生じるおそれがあります。

オペレーティングシステムのサポート情報および技術ノウハウはKnowledgeBase(英語)でご確認いただけます。 

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トレーニング

ベクター・ジャパンでは、ベクターのソフトウェアツール、ソフトウェアコンポーネント、最新のバステクノロジーやプロトコルに関する日本語のトレーニングを多数開催しております。トレーニングの概要につきましては、トレーニングポータルにてご紹介しておりますので、是非ご覧ください。

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