VX1000
データ転送速度を最大限にする拡張性の高い測定およびキャリブレーションハードウェア

VX1000 測定およびキャリブレーションハードウェア

VX1000システムは、ECUの測定およびキャリブレーション作業で最高のパフォーマンスを実現する、拡張性の高いソリューションです。車両の室内やエン ジンルーム、あるいはテストベンチや研究室で利用できます。特に、先進運転支援システム(ADAS)用のECUを開発する際は、高分解能レーダーセンサーで取得した生データを、オブジェクト/トラッキングリストなどのXCPデータと組み合わせて制御できます。 このシステムは、ECUとCANapeなどの測定/キャリブレーションツール間のインターフェイスとなります。ECUの実行時間への影響を最少化しつつ、データ処理能力を高めるため、データへのアクセスはマイクロコントローラー固有のデータトレー スポートとデバッグポートを介して処理されます。
VX1000ベースモジュールは、XCP on Ethernetを使用してPCに接続します。XCP on Ethernetは、自動車業界で広く使用されている、メーカーに依存しないASAM標準です。VX1000測定ハードウェアは、POD(プラグオンデバイス)でECUと接続します。マイクロコントローラーのインターフェイスにより、データトレースまたはコピーのいずれかの方法で測定データを取得します。

 

VX1161マルチベースモジュール

個別に設定可能なモジュラ形式のVX1161マルチベースモジュールは、ネットワーク内の複数のECUを測定およびキャリブレーションするための理想的なソリューションです。
VX1161の詳細

特長

  • ECU内部データに最高の転送速度でアクセスし、高パフォーマンスの測定とキャリブレーションを実現
  • ECUデバッグインターフェイスに接続するための超小型のアダプター(POD)
  • PODとベースモジュールをガルバニック絶縁
  • 汎用およびカスタムのフレキシブルアダプターを幅広く取り揃え、多彩なECUコネクタおよびピン配列への接続に対応
  • ECUソフトウェアに素早く簡単に組み込みが可能なドライバー
  • ECU実行時間に影響を与えないデータトレース測定法をサポート
  • ASAMプロトコルXCP on Ethernetを介して多くのサードパーティの開発ツールと接続するほか、XCP経由のソフトウェアデバッギングによりデバッガー操作を並行して実行
  • Vector TA Tool Suiteのサポート
  • Calibration Wake-UpやCalibration RAM Supplyといったエンジン制御ユニットの特殊機能に対応
  • CAN/CAN FD、FlexRayなどの車載ネットワークの接続に対応
  • データの伝送やレーダーなどのアプリケーションのための専用のソリューション

機能

  • データトレースによるXCPデータとレーダー生データの測定では100MB/秒超、データコピーによる測定では最大3MB/秒という極めて高い測定データスループット
  • 短いシグナル周期の測定(データトレースでは最短10μs、データコピーでは最短40μs)
  • 最大で100,000シグナルを処理できる測定コンフィギュレーション
  • ECUで精密なDAQタイムスタンプを生成
  • ECUコールドスタート測定(First Loop DAQ)
  • アドレス範囲の制限なくECUパラメーターをキャリブレーション
  • キャリブレーションメモリーのページ切替
  • フラッシュメモリーのパラメーターを自動オーバーレイによりキャリブレーション
  • スティミュレーション入力とバイパス実行のレイテンシー時間の短縮
  • PCに100/1000Mbit/秒でEthernet接続が可能
  • 幅広い入力電圧に対応する絶縁型電源
  • VX1000ベースモジュール経由でPODへの電源を供給
  • オプション:「機能不全」のECUへのフラッシュプログラミング
  • オプション:FlexRayチャンネル×1、CANape/CANalyzer/CANoeおよびカスタムアプリケーション用のXLドライバーライブラリーインターフェイスを経由するCAN (FD)×5(最大)
  • PCツールにより、設定を容易に実行、ソフトウェアの更新も可能

対応マイクロコントローラー

Infineon

  • TriCore AURIX TC2xx/TC3xx(DAPまたはHSCT経由)
  • TriCore AURIX TC2xx/TC3xx ED(Aurora経由)
  • Traveo(SWD経由)

NXP/ST PowerPC

  • SPC/MPC 5xxx(Nexus AUXまたはNexus Aurora経由)
  • SPC/MPC 5xxx(Nexus JTAGまたはZipwire経由)

NXP ARM

  • S32KまたはS32G(SWD経由)

ST ARM

  • Stellar(SWD経由)
  • Stellar(Aurora経由)

Renesas

  • RH850(Nexus Aurora経由)
  • RH850(Nexus JTAG経由)
  • V850E2(Nexus JTAG経由)

Texas Instruments

  • TMS570(RTP/DMM経由)
  • AWRxxxx(LVDS経由、レーダー生データ用)

POD

PODは高性能な小型の回路基板で、ECUのマイクロコントローラーインターフェイスに直接接続します。サイズが小さく堅牢性が高いため、これらのPODはスペースが限られた、要求の厳しい設置場所でも利用できるように設計されています。対象となるマイクロコントローラーに応じたさまざまなバリアントとコンフィギュレーションが用意されています。

ポスター

VX1000システムコンポーネントチャート

VX1000システムはECUのデバッグまたはデータトレースポートに接続します。標準化されたXCP on Ethernetプロトコル経由で、高性能な測定、キャリブレーション、バイパスおよびフラッシングが可能です。

チャートでさまざまなマイクロコントローラーに対応したシステムコンポーネントの概要がご覧いただけます。

画像:VX1000ポスター
ポスター:測定およびキャリブレーションハードウェア「VX1000」 システムコンポーネントチャート

関連情報

ファクトシート:

 

ポスター:

さらに表示

"High Speed Measurement and Function Bypassing for ADAS ECUs" , recorded June 2016

 

The VX1000 system is a scalable solution with maximum performance for your measurement and bypass task, for example, during radar ECU development. By means of microcontroller-specific data trace or debug interfaces, in this area measurement data rates of more than 40 MB/s are meanwhile achieved. For bypassing applications of ADAS Domain Control Units, the VX1000 System can be combined with the VN8912 bypass high performance platform.

In this webinar recording you will receive a general overview of the Vector measurement and bypassing solution and details about customized applications in various ADAS areas.

Duration: 38 minutes

Target groups:

  • Developers of driver assistance ECUs
  • Test/validation and calibration engineers of driver assistance ECUs at the OEM or supplier
さらに表示

ベクターのナレッジベースでは、グローバルのお客様FAQを掲載しています。

さらに表示