ベクターコントローラー
ベクターの通信用ECU

シングルソースのメリットが生きる、完全なソリューション

ベクターコントローラーは、データ通信を中心とした特定のユースケースに対応するECUで、短期間での動作サンプルの開発や、量産での利用に最適です。商用車向けの充電ECUからゲートウェイに至る多くのユーザー間で開発費が分担されるため、価格を抑えることができます。

特長

  • 標準的なテクノロジーを少量生産および開発サンプル用にスケールダウン
  • 車両での使用に実績のあるハードウェア
  • 開発サイクルを短縮
  • 量産における高い柔軟性とコストの最適化
  • 開発ツールだけでなく、ECUハードウェア、プロジェクト、組込ソフトウェアをシングルソースで提供

適用分野

ベクターコントローラー:お客様独自のユースケースに応じた無数のオプション

すぐに利用可能なECU

ベクターコントローラーはプロトタイプ作成や開発プロジェクトに最適です。試験車両や少量生産向けのご注文も可能です。MICROSARベーシックソフトウェアを併せてご利用いただけば、フル機能の完全なパッケージを実装できます。オープンなECUであるため、お客様自身のソフトウェアの実装も可能です。

カスタムECU

ベクターコントローラーを基盤とし、ベクターがお客様の量産車プロジェクト全体をトータルにカバーすることもできます。機能定義から実装プロセス、そして量産中の保守に至るまで、ベクターが高い品質と自動車業界の標準規格を軸として、少量生産に対応します。

ECUコストの削減方法を動画でご覧ください(英語版)

2分間の動画でご説明いたします。

特徴

  VC-VCCU VC121-12
目的 充電
通信
マルチゲートウェイ
CAN
LIN  
FlexRay  
OABR / 100Base-T1  
PLC  
アナログ入力
デジタル入力
周波数入力  
PWM出力
デジタル出力  
Hブリッジ
 

 

VC-VCCU

スマート充電用汎用ECU

 

 

VC-VCCU

VC-VCCU (Vector Controller - Vehicle Charge Control Unit) は汎用の充電用制御ユニットです。DIN SPEC 70121およびISO 15118に準拠した電力線通信(PLC)による充電機能が装備されているため、試作車や開発環境のためのインターフェイスとして最適です。このECUを量産用の車両にそのまま引き継ぐこともできます。

 

 

VC-VCCU:試作車や開発環境に最適なDIN SPEC 70121およびISO/IEC 15118に準拠したインターフェイス

商用車市場向けに標準化されたJ1939のハイレベル通信で実装されたCANチャンネルは、車両への迅速な接続を可能とします。J1939のネットワークマネジメントに加え、DM1、DM13の診断メッセージがサポートされています。

対応状況:プロトタイプおよび量産予定

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テクニカルデータ

  • ISO 15118およびDIN SPEC 70121に準拠した充電通信
  • 統一試験に準拠した、最高の保護を提供するIP6K9Kの筐体
  • 自動車/商用車業界の所定の基準に準拠したECU
  • ターンキーソリューション:車両への直接設置、プロトタイプ作成、量産
  • ISO 16750に基づきベクター社内でテスト済み
通信  
  • CAN x 2
    • J1939 x 1(DM1、DM13、XCP)
    • UDS x 1
  • 電力線通信 x 1
 
ウェイクアップメカニズム
 
  • 車載CAN
  • Control Pilot
  • リアルタイムクロック
 
コネクターインターロック  
  • 充電プロセス中のコネクターと差込口のインターロック
  • コネクターが正しく差し込まれ、ロックされているかをチェックするリードバックチャンネル
 
その他の入出力  
  • 充電割込みスイッチの読取りが可能
  • 出力としてステータスLEDを装備
 
LEDドライバー出力(PWM出力) 20mA x 3、耐短絡性および診断可能
デジタル/PMW出力  
  • 5A x 1(High side)、耐短絡性および診断可能
  • 200mA DC24V x 3(High side)、耐短絡性および診断可能
 
動作電圧 DC10~32V(ISO 16750、記号E)
寸法(L/W/H) 156mm x 148mm x 39mm(VC mid sealed、アルミニウム)
動作温度
-40~+85℃(ISO 16750、記号H)

 

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この図は車両への推奨される統合を示しています。AUTOSARベーシックソフトウェアを併用することにより、IEC 61851、DIN SPEC 70121、ISO 15118に準拠したAC/DC充電がサポートされます。

 

ベーシックソフトウェアコンポーネントを使用したMICROSAR 4.2.1ソフトウェアと、汎用アプリケーション、インテリジェント充電用関数ライブラリーを実装しています。

 

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VC121-12

ドメインコントローラーおよびゲートウェイ用ユニバーサルECU

 

Photo of the VC121-12
VC121-12

ユニバーサルECUのVC121-12は通信および入出力用のインターフェイスを多数備え、少量生産や短期間でのサンプルの開発に理想的なソリューションです。評価プロジェクトや試験車両での使用にも適しています。ベクターのAUTOSARベーシックソフトウェアであるMICROSARも、評価用としてVC121-12でご利用いただけます(「評価バンドル」タブ参照)。MICROSARはお客様のアプリケーションの基盤となるほか、AUTOSARで規定されていない、出力駆動用チップの制御などを目的とした補足的なハードウェアドライバーを提供します。

VC121-12はISO 16750/LV 124に準拠した量産に完全に適合しています。そのため、ごくわずかなステップで評価から量産に移行することができます。

対応状況:量産リリース

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詳細な技術情報

  • 高性能のマイクロコントローラーアーキテクチャー
  • CAN、LIN、FlexRay、Ethernetに対応する数多くの通信インターフェイス
  • 診断が可能な多数の入出力
  • ISO 26262に準拠した安全関連アプリケーションのためのセーフティコントローラーと統合されたセーフティメカニズム
メインCPU
SPC56EC64、120MHz/80MHz、デュアルコア
  • 1.5MBのコードフラッシュ
  • 16KBのデータフラッシュ x 4
  • 192KBのRAM
 
セーフティーCPU
STM8AF62、16MHz
  • 32KBのフラッシュ
  • 2KBのRAM
 
通信インターフェイス
CAN 2.0B x 6
LIN x 2
Ethernet x 1(BroadR-Reach®)
FlexRay x 1(デュアルチャンネル、エンドノード)
デジタル入力
0~UBAT x 20
周波数入力
0~UBAT x 8、最大20kHz、診断可能
アナログ入力
0~5V x 14、12bit、診断可能
0~UBAT x 8、12bit、診断可能
デジタル出力
2.5A x 12(High-side)、診断可能
1A x 16(High-side)、診断可能
200mA x 4(High-side)、診断可能
センサー電源供給
5V、100mA x 2
動作電圧
DC8~16V
総消費電流(負荷時)
最大42A
寸法(L/W/H)
220mm x 120mm x 40mm
動作温度
-40~+85℃
プラグコネクター
Tyco 1473244(81極)および
Tyco 1473252(40極)
EMC/ESD
ドイツ自動車メーカーの統一要求に従ってテスト済み
環境適合性
ISO 16750/LV 124
筐体保護等級
IP67
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適切なアクセサリーが、お客様の開発を助けます。

 

VC121-12用ブレイクアウトボックス

VCA0101ブレイクアウトボックスを使用すると、VC121-12のすべてのピンに簡単にアクセスできるようになります。

  • シグナルの測定とスティミュレーション
  • D-Sub9コネクターで通信チャンネルに直接アクセス
  • 個々のチャンネルにそれぞれ4mmのラボ用ソケットを装備
  • 寸法:331mm x 190mm x 58mm

VCA0101の詳しい説明はユーザーマニュアルに記載されています。

 

VC121-12用JTAGアダプター

VCA0201は、VC121-12をデバッガーまたはプログラミングハードウェアに接続する際に使用されるJTAGアダプターです。このアダプターをVC121-12のNexus 38+インターフェイスに装着すると、標準の14ピンJTAGインターフェイスが使用可能になります。

  • VC121-12上にネジで簡単に取付け
  • デバッガーまたはSystem Base Chip (SBC) からCPUのリセットオプションを選択可能
  • 供給電圧モニタリング用LEDは無効化するスイッチを備え消費電力を節約
  • 手動リセット用プッシュボタン
  • 寸法:40mm x 35mm x 18mm

VCA0201の詳しい説明はユーザーマニュアルに記載されています。

 

VC121-12用組込みデバッガー

組込型のVCA0301デバッガーでは、iSYSTEMのwinIDEAソフトウェアを使用してECUソフトウェアをデバッグできます。VCA0301をVC121-12のデバッグインターフェイスに直接差し込むことにより、マイクロコントローラーへのJTAG接続が確立されます。レイアウトがコンパクトであるため、密閉されたECU筐体内で使用でき、ECU外部に装備されているソケットからPCに直接USB接続できます(VCA0602)。

  • マイクロコントローラーへのJTAG接続
  • Vc121-12上にネジで簡単に取付け
  • iSYSTEMのデバッグ/テストソフトウェアのwinIDEAを使用してECUソフトウェアをデバッグする12か月のライセンスを製品に同梱
  • Mini-USBインターフェイス経由でデバッガーに簡単に接続
  • 寸法:50mm x 35mm x 18mm

VCA0301の詳しい説明はユーザーマニュアルに記載されています。

 

VC121-12用コネクターセット

VCA0401は、VC121-12の個別のワイヤーハーネスを作成するためのフル機能のコネクターセットです。これには以下が含まれています。

  • コネクター本体
  • カバー
  • 圧着コンタクト

VCA0401の詳しい説明はユーザーマニュアルに記載されています。

VC121-12用評価システム

VCA0501は、VC121-12を装着して評価を行う、センサーとアクチュエーターを備えた評価システム(EVS: Evaluation System)です。このシステムにECUをワイヤーハーネスで接続することにより、簡単な操作でソフトウェアを評価できます。

  • 標準ソフトウェアを評価
  • 教育用プラットフォームや新入社員の研修に最適
  • システムプレゼンテーション用の実行プラットフォーム
  • 大学での実習

VCA0501の詳しい説明はユーザーマニュアルに記載されています。

 

大開口VC121-12用筐体バリアント

VCA0601は、ECU筐体を開く煩雑な手間を省いて幅広いインターフェイスに簡単にアクセスできる、VC121-12用の筐体バリアントです。これを使用することにより、VCA0201 JTAGアダプターやVCA0301組込みデバッガーなどのデバイスをマイクロコントローラーに簡単に接続できます。

VCA0601の詳しい説明はユーザーマニュアルに記載されています。

デバッガー用USB接続付きVC121-12用筐体バリアント

VCA0602はVC121-12用の筐体バリアントです。内蔵のMini-USBソケットにより、ECUは完全に保護したまま、簡単にVCA0301デバッガーにアクセスできます。

VCA0602の詳しい説明はユーザーマニュアルに記載されています。

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VC121-12用の評価バンドル

VC121-12用の評価バンドルには、ECUに最適な製品品質のMICROSAR 4.2.1ベーシックソフトウェアが含まれています。必要な組込ソフトウェアコンポーネントとオペレーティングシステムに加え、ECUのインターフェイスを制御するすべてのドライバーと、ベーシックソフトウェアを設定するソフトウェアツールが含まれています。

  • DaVinci Configurator Pro
  • DaVinci Developer
  • CANdela Studio
  • vFlash
  • AUTOSAR 4.2.1に基づく、以下を含むMICROSARベーシックソフトウェア

    • XCPを含むCAN、LIN、FlexRay、100Base-T1のサポート
    • MCAL、OSスケーラビリティークラス1、メモリーハンドリングおよび診断機能
    • VCソフトウェアライブラリーによる完全なI/Oサポート

  • 詳しい説明付きのサンプルアプリケーションのソースコード
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少量生産向けECUプロジェクト

少量生産であっても開発に要する時間は大量生産とさして変わりません。ただし、生産量が少ない分、コストが及ぼす影響は拡大し、その対策には微妙なさじ加減が求められます。その一方で品質もお客様の標準を満たさなければなりません。ベクターは有能かつ頼れるパートナーとして、お客様とともに少量生産プロジェクトを実装します。

  • ベーシックソフトウェア、ECU、すべてのプロジェクトワークをベクターが一元的に提供
  • お客様のECUに合わせて最適に調整したドライバーや標準ソフトウェアをご用意
  • 量産ハードウェアにはISO 16750/LV124に基づくベクターの標準規格に準拠した検査を実施
  • 乗用車(12V)および商用車(24V)用に個別のプラットフォームを提供
  • 量産、サポート、保守
  • 後続プロジェクトで同じECUファミリーを使用することにより、「市場投入時間」を短縮

少量生産であっても開発に要する時間は大量生産とさして変わりません。ただし、生産量が少ない分、コストが及ぼす影響は拡大し、その対策には微妙なさじ加減が求められます。その一方で品質もお客様の標準を満たさなければなりません。ベクターは有能かつ頼れるパートナーとして、お客様とともに少量生産プロジェクトを実装します。

ベクターはVCファミリーをベースに、お客様の少量/極少量生産のためのECUプロジェクトを、要求分析および実装から量産サポートに至るまで、完全な形で作成します。VCファミリーはCAN、LIN、FlexRay、Ethernet、ISO 15118に準拠したeMobility PLCなどの各種通信インターフェイスを装備するだけでなく、多様なセンサーバスや負荷ドライバーに対応し、ゲートウェイへのアプリケーションやドメインコントローラー、あるいは特殊機能のための基盤として最適です。

このプロジェクトの実行には、ベクターが提供するすべてのコントローラーをお客様が直接使用できます。個々のハードウェア機能ブロックは、幅広いアプリケーションとスケーラビリティー、高いレベルでの再利用性を実現します。

既存のポートフォリオでお客様の要求に対応できない場合、ベクターはVCファミリーをベースに、お客様の仕様に合わせたECUをカスタマイズして作成します。

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高い品質は少量/極少量生産においても維持されなければなりません。Vector Process Management System (VPMS) はISO9001:2008の認定を取得したプロセスで、これによってすべてのプロジェクトでワークフローが統一され、その品質が保証されます。

ソフトウェア/ハードウェアの開発中は、プロジェクトとは独立したQuality Managementがプロジェクトの進捗を確認し、品質基準の最大限の充足が図られます。また、このプロセスは必要に応じてお客様独自の要求に合わせて調整できるため、極めて柔軟な対応が可能になります。

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ベクターはお客様と緊密に連携して、ハードウェアとソフトウェアの両面からお客様の要求を定義し、最適なソリューションを立案します。ここで作成されるプロジェクト提案書はプロジェクトの主要要素の1つで、以下の分野に主眼を置いて作成されます。

  • ハードウェア/ソフトウェアの要求および設計
  • マイルストーン
  • システム全体の実装
  • ハードウェア/ソフトウェアの検証
  • 量産納入およびサポート
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効率的なシステムには綿密な計画立案、仕様策定、設計が必要です。これはベクターの専門知識の大きな部分を占めています。ベクターのエキスパートは長年の経験を生かして、お客様に最も適した判断を下します。システムはVCプラットフォームのECUをベースに構成されます。ベクターのエキスパートはその知識を細部に至るまで発揮して、必要な機能を備えた、お客様のアプリケーションに最適なECUを、短期間で完成させます。

ご要望に応じて、ベクターは個別の要求に対応したアプリケーションの仕様策定と開発を行います。お客様のアプリケーションのモデルベース開発も可能です。

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どのECUプロジェクトにおいても、個々のECUへの標準ソフトウェアの統合には細心の注意が払われます。ベクターはこの分野での長年の経験に基づき、頼れるパートナーとしてお客様を支援します。ECU固有の通信データベースや診断記述のほか、フラッシュブートローダーの統合、さらにはアプリケーションの一部または全体の統合および開発に至るまで、すべてをベクターのエンジニアにお任せください。

エラーのない動作を保証するために、ベクターは統合済みのコンポーネントインターフェイスを相互にテストします。これはまずソフトウェア側から行われ、次にECUハードウェアへのインターフェイスが詳しくテストされます。

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ソフトウェアの品質向上を目的としたテストが求められるのは、コンポーネントに対してだけではありません。テストはシステム全体の機能についても必要です。ベクターはECUの事前テストを社内ラボで実施しています。

  • 機能テストは所定の仕様に基づいて実施
  • 通信テストは CANoeベースで実施
  • 診断テストは CANoe.DiVaで実施
  • ハードウェアインターフェイスは VTシステムを使用してチェック
  • その他に、耐用年数シミュレーション、恒温層試験、負荷試験などのテストもご用意しています。

量産用の検査は、認定された外部テスト機関で実施しています。

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お客様の要求に対する検証に合格し、量産用にリリースされたシステムについては、ベクターがドキュメントを作成します。システムはステージに応じて、動作可能な初期モデルか量産用の製品の形でお客様に納入されます。納入はベクターもしくはベクターのEMSサービスパートナーが実施します。あるいは、お客様指定のECUサプライヤーをご利用いただくこともできます。

ベクターは量産開始後も量産サポートを提供します。これには利用コンポーネントのモニタリング、生産・サポート中止の通知、関連新製品のデータセットの通知が含まれます。

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ベクターは最初の一歩から、標準化したガイドラインに従い、お客様のご希望に合わせてプロジェクト管理を行います。お客様と緊密に連携してプロジェクト計画を立案し、一連の機能を定義します。また、プロジェクトが正しく実施されるよう、調整会議を定期的に開催します。

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組込ソフトウェアプロジェクト

ECUハードウェアに加えて、カスタムメイドの組込ソフトウェアも必要なお客様に、ベクターはお客様の要求に合わせ、お客様のプロセスに応じて調整した個別のプロジェクトワークを通じてお客様をサポートします。以下の分野で培われたベクターの広範なノウハウをご利用ください。

参考プロジェクト

ベクターのVC ECUの多彩なアプリケーションの概要をご覧いただくため、すでに量産化に成功しているプロジェクトを集めた事例集をご用意しています。

関連情報

ファクトシート

マニュアル

プロダクトインフォメーション

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