VN7610の概要
VN7610 FlexRayネットワークインターフェイスは、FlexRayネットワークの開発、シミュレーション、テストに非常に適しています。USBによる接続が 可能なため、ラボ内での机上や路上でのテスト走行中に使用することができます。特に、VN7610は非常にコンパクトに設計されており、車室内でのアプリ ケーションに適しています。さらに、これらのインターフェイスはいずれもCANにアクセスできるのに加え、VN7610ではCAN FDバスシステムへのアクセスも可能です。
特長
- 2MBの送信バッファーによりネットワーク全体をシミュレーション(1000を超えるメッセージの伝送を同時に設定)
- 他のネットワークインターフェイス/ノードを追加せずに、FlexRayクラスターのコールドスタートが可能
- 独立したモニターユニットにより、ネットワークの起動を解析
- FlexRay1チャンネル(AおよびB)
- CAN/CAN FD (VN7610)/FlexRayバスに対応、CANoe/CANape/CANalyzerアプリケーションに最適
- FPGAアップデートにより、機能の追加が可能
- VN7610はコンパクトな設計の小型のインターフェイスであるため、最小限のスペースで利用可能

適用分野
- FlexRayネットワークおよびECUの柔軟な解析
- 通信データの正確な時間解析
- ECUおよびゲートウェイアプリケーションの解析とテスト
さらに、FlexRay固有のライブラリーを使用して、お客様固有のアプリケーションを作成できます。
機能
FlexRay
- CCバッファーの動的な再設定
- データフレームおよびNullフレームの送受信
- 無効なフレームの検出
- サイクルマルチプレキシング
- In-cycleレスポンス
- ペイロードエリアのハードウェアベースのインクリメント
- PDUのサポート
- FlexRayゲートウェイ(チャンネルA)
- スタートアップ+非同期モニターで、通信コントローラーがバスと同期する前でも、FlexRayフレームとシンボルを検出することが可能
一般
- 複数のデバイスおよびCAN (FD(VN7610))、LINなどの他のバスシステムと同期
- CAN FD最大8Mbit/秒に対応(VN7610)
- ハードウェアベースのフラッシュシーケンスのサポートにより、高速CANフラッシングを実現
- CANおよびFlexRayに対応したCAPL-on-Board
関連情報
ファクトシート:
- 製品の概要(PDF)
VN7610 | |
チャンネル | 1 x FlexRay 1 x CAN(FD) |
トランシーバー (1) | FlexRay: TJA1082 / CAN(FD): TJA1051 |
FlexRay通信コントローラー 解析 スタートアップ | Bosch E-Ray Bosch E-Ray |
データ送信用バッファー | 2 MB |
FlexRay クラスター(A+B) | 1 |
PCインターフェイス | USB 2.0 |
コネクター | 1 x D-SUB9(デュアルチャンネル)(2) |
外部電源供給 | USBより供給 |
消費電力 | 2 W |
オペレーティングシステム | Windows 10 64 bit、Windows 7/8.1(32および64bit) |
ドライバーライブラリー | XLドライバーライブラリーにて対応 |
温度範囲 動作時: 保管時: | -40~+50℃ -40~+85℃ |
寸法 (LxWxD) | 42 x 20 x 65 mm |
(1): トランシーバーピギーバックの製品一覧については別途資料「バストランシーバーの概要」を参照
(2): 付属品として、デュアルチャンネルのD-SUB9コネクターからシングルチャンネルのD-SUB9コネクター2個に分岐するケーブルを利用可能
ダウンロード
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2019-02-05 製品資料vMeasureオプションDIAdem
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2018-12-04 マニュアルネットワークインターフェイス用アクセサリ
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2018-10-25 製品資料VN7610(ファクトシート)
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2016-12-19 製品資料XLドライバーライブラリー(ファクトシート)
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製品資料ネットワークインターフェイス用ハードウェアアクセサリー ファクトシート
ダウンロードしたい製品のカテゴリを選択してください