CANextenderは、CANシステムのためのプログラミング可能な入出力デバイスで、CANメッセージを介して測定したアナログおよびデジタル信号 をCANバスへ送信する必要がある場合に使用可能です。この目的のために、CANextenderはデジタルシグナルおよびアナログシグナルを読み込み、 それらをユーザーが作成した設定プログラムに応じて評価します。したがって、設定プログラムは送信するCANメッセージ、および測定値をCANバスに送信 する頻度を指定します。
特長
CANextenderハードウェアの特長は、以下のとおりです。
DB-37オスコネクターを介したI/Oインターフェイス:
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8チャンネルの電圧入力:-16V〜+16V、12ビットの分解能、8mVのステップ、精度±0.1%
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8チャンネルのデジタル出力スイッチ:36V/0.5A(-端子基準)
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8チャンネルのデジタル入力:0.V〜36V(デジタル出力の接続と共有)
CANextender AT専用 :
- 2チャンネルの熱電対入力:種別K(-200℃〜+1220℃、±3℃)
CANextender AA専用 :
- 4チャンネルの電圧出力:0V〜5V、12ビットの分解能、±0.1%
- CANインターフェイス : 高速(82C251)または低速(TJA1054)
- 電源電圧(自動車用電源電圧範囲) : 8.5V〜18V
- 広い動作温度範囲 : -40°C〜+70°C
- 低消費電力 : 定格3W
- 堅牢なアルミケース : 185mm x 105mm x 35mm
機能
同梱の設定ソフトウェアを使って、CANextenderはRS-232 PCシリアルインターフェイスを介して設定および制御することができます。変数、タイムアウト、カウンター、フラグ、タイマー、メッセージレート、および 時間積分などのさまざまなシステムオブジェクトを指定可能です。CANextenderは、2つの異なる操作モードで動作することができます。操作モード は、デバイスの電源をオンにした場合にシリアルインターフェイスケーブルが接続されているかいないかによって決まります。動作モードは電源投投入時のデバ イス上LEDにより表示されています。