AUTOSAR Adaptiveに準拠した高性能ECUのためのソリューション
Adaptive MICROSARは、 AUTOSAR Adaptive PlatformベースのE/Eアーキテクチャーを持つ車両のためのベクターのソリューションで、AUTOSAR Runtime for Adaptive Applications (ARA) を提供し、Eclipseに統合された効率的な開発環境を備えています。Adaptive MICROSARは車載アプリケーションサーバー、ADAS用ECU、インフォテインメントシステムなどの高性能のECUを対象としています。また、ASIL Dまでのトータルな機能安全ソリューションも提供可能です。ハイパーバイザー、POSIXオペレーティングシステムからARAまで対象です。
特長
- 量産開発に使用可能
- ソフトウェアの更新を短期間で実施し、常に最新のソフトウェアを提供
- POSIXベースの各種オペレーティングシステムをサポート
- ASIL Dまでの機能安全関連アプリケーションの開発
- 機能安全を考慮して最適化されたC++ STLライブラリー
- 付属するサンプルプロジェクトにて、貴社のプロジェクトをスピーディーに立上げ
完全なシステムセットアップ
- 機能安全に対応したハイパーバイザー、オペレーティングシステム(PikeOSベース)、Adaptive MICROSARを事前に設定した状態で提供
- シングルソースの最適化されたソリューション
- マイクロカーネルベースのハードリアルタイムオペレーティングシステム
- ISO 26262 ASIL DまでのSafety Caseをご提供可能
- 高速ブート
- 不正アクセスに対するセキュリティー対策
適用分野
- ADAS、マルチメディア、コネクティビティなどに使用される高性能ECU
- 高度な自動運転を実現する安心安全に関わるシステム
- C++によるAUTOSAR Adaptiveアプリケーションの開発
- 車両に依存しないソフトウェア開発(アプリストア)
機能
ベクターが開発したAdaptive MICROSARには、量産に対応した、以下のクラスターのソフトウェアが含まれています。
- 通信(ara::com)
- 実行状態管理(ara::exec)
- 診断(ara::diag)
- データ読書き(ara::per)
- ロギングおよびトレース(ara::log)
- ソフトウェアの更新および構成管理(ara::ucm)
AUTOSAR仕様のほか、以下をはじめとする便利な拡張機能を提供可能です。
- 機能安全関連プロジェクト - ASIL Dまで認証可能
- E2Eプロテクションを含む完全なSOME/IPバインディング
- マシン内通信のパフォーマンスの向上と設定の簡素化を目的としたIPCバインディング
- TCP接続のライブチェック
- ネットワークオーバーヘッドを軽減するためのUDPフレームのバッファリング
- IPヘッダーでQoSの優先度を設定
- 起動を高速化する静的なService Discoveryオプション
- 開発環境をバーチャルマシンとして事前に設定済
- 測定とキャリブレーションのためのXCPサポート
DaVinci Adaptive IDE
1. SOME/IPデプロイメントの作成などのさまざまなタスクの支援
2. Lintサポート付きのわかりやすいDSLでARXMLモデルを記述
3. 参照およびモデル要素のオートコンプリート
4. AUTOSARモデルをバックグラウンドで自動検証し、フィードバックと解決のための提案をダイレクトに提供
5. サービス作成プロセスを通して使用できる「リーフレット」ガイド
関連情報
ファクトシート:
- 製品の概要(PDF)
ニュース/イベント
ダウンロード
トレーニング

ベクター・ジャパンでは、ベクターのソフトウェアツール、ソフトウェアコンポーネント、最新のバステクノロジーやプロトコルに関する日本語のトレーニングを多数開催しております。トレーニングの概要につきましては、トレーニングポータルにてご紹介しておりますので、是非ご覧ください。
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