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充電通信テストのためのツールとサービス
ベクターのeモビリティテストソリューションには、電気自動車(EV)と充電ステーション(EVSE)の間の充電通信を解析、シミュレーション、テストするための多彩なツールが含まれています。これらのツールはあらゆる統合レベルで、シームレスに利用できます。
- 通信スタックのみ利用可能で、ハードウェアに依存しないソフトウェアレベルから
- 完全なEVやEVSEの機能を含むシステムレベルまでを
- 実績あるベクターの品質でカバー
ツールの早わかりガイド:
解析 | シミュレーション | テスト
充電通信の解析、シミュレーション、テスト

CANoe.SmartCharging
CANoeオプションSmartChargingは、CANoeを拡張し、充電中の電気自動車(EV)や充電ステーション(EVSE)の通信動作をシミュレーションするためのオプションであり、EVやEVSEの充電制御デバイスの開発中、通信パラメーターをさまざまな値に変化させて通信相手を柔軟に模擬し、コントローラーの機能を検証するのに最適なツールです。
テスト
EV/EVSEのコンフォーマンス/相互運用性の自動テスト

CANoeテストパッケージEV
CANoeテストパッケージEVはコンフォーマンステスト生成ツールです。これを使用することにより、国際的な標準規格であるCCSとGB/Tに対する電気自動車(EV)の適合性と相互運用性をテストできます。CANoeテストパッケージEVは主要なテストシナリオをカバーするだけでなく常に最新の仕様に対応し、わかりやすく実装されていて変更も容易です。
テスト

CANoeテストパッケージEVSE
CANoeテストパッケージEVSEはCANoeテストパッケージEVと構成は同じですが、充電ステーション(EVSE)の充電通信のコンフォーマンスと相互運用性をテストするためのテストケースを提供します。
解析
CCS充電通信の解析

VH5110(CCSリスナー)
VH5110は「CCSリスナー」とも呼ばれ、これを使用することで、充電ステーション(EVSE)と電気自動車(EV)の間のCCSプロトコルに基づく通信を解析できます。VH5110は電力線通信(PLC: Power Line Communication)の技術を使ってControl Pilot (CP) ライン上でやり取りされる通信データをモニターすると同時に、パイロット信号のPWMパラメーターも測定します。
シミュレーション | テスト
スケーラブルなモジュール式テストシステム

VTシステム
ベクターのVTシステムは、電気自動車や充電ステーションの充電コントローラーをテストするのに必要な、あらゆるハードウェアを装備しています。VT7970(Qualcomm PLCチップ)およびVT7971(Vertexcom PLCチップ)を使用すれば、CCS標準規格に対応する専用のハードウェアインターフェイスとして利用できます。
VTシステムでは通信だけでなく、コントローラーの入出力インターフェイスもテストできます。
テスト

フル装備のテストシステム
ベクターでは、電気自動車と充電ステーションのテストを目的とした、あらゆる充電規格に対応する完全なテストシステムを提供します。CCS規格の場合であれば、テストシステムはCCTS (CharIN Conformance Test System) 仕様がベースとなります。お客様固有の拡張にも随時対応しています。
テスト
組み込みシステムのための自動テストシーケンス

vTESTstudio
vTESTstudioは自動テストを作成するための高機能な開発環境で、これを使用してCANoeテストパッケージEV/EVSEのテストケースを編集できます。
テスト
AUTOSARソフトウェアの仮想開発およびテスト

vVIRTUALtarget
vVIRTUALtargetは、一般的なあらゆるAUTOSARプロジェクト向けの仮想ECUを生成するソフトウェアです。そのためハードウェアに依存せずに(SIL)、CANoeテストパッケージEVのテストケースを充電コントローラーの組み込みソフトウェアに対して実行できます。
テクニカルアーティクル: "Smart Testing of Conformance and Interoperability(英語版)"
The common practice for ensuring interoperability is to test e-vehicles manually using a large number of real charging stations. In view of the increasing number of different e-vehicles and charging stations, this approach is reaching its limits. This article shows how it can be done faster, more cost-effectively and with significantly higher test coverage.
執筆者: Jan Großmann
eモビリティテストソリューションマネージャー