CAN (Controller Area Network)
ベクターのCAN/CAN FDソリューション

CAN/CAN FDのノウハウおよびソリューション

Grafik CAN FD

CANテクノロジーは自動車、産業用オートメーション、航空宇宙の各分野で使用されていますが、一方で自動車メーカーやサプライヤーはさまざまな難題に直面しています。ベクターはプロフェッショナルなツール、ベーシックソフトウェア、そしてサービスを通じて、皆様をサポートします。

30年にわたるCANネットワークのマーケットリーダーとしての経験と、質の高い製品、そして比類のないサービスは、確かな安心感をお客様にお届けします。お客様は以下を通じて、プロジェクトの効率を最大限に高めることができます。

  • すべてのCAN/CAN FDプロジェクトに適用できる、包括的かつ高機能なソフトウェアツールチェーン
  • 柔軟性の高いCAN/CAN FDバスインターフェイス
  • グローバルな技術サービスとトレーニング


オンラインセミナー(録画)では、ベクターが提供するCANソリューションの特長をご紹介しています。ここではCAN FDに関する理解を深め、それがCANとどのように違うのか、そしてソフトウェアツールのCANoeとCANalyzerを、CAN FDのプロジェクトにどのように活用するかをご紹介します。

Eラーニング

Eラーニング「CAN入門」

バーチャル・ベクターアカデミーでは、Eラーニングモジュールを利用して、場所や時間などにとらわれずに学習できる機会をご提供します。インターネットにアクセスできる環境があれば、職場だけでなく、自宅からでも学習が可能です。

 

上位レイヤープロトコル

CANの標準規格であるISO 11898の他にも、CAN上位レイヤー対応やCANとの併用が可能なプロトコルが多数存在します。これは他のアプリケーションドメインや業界でもCANを応用できる、幅広い可能性があることを示しています。

 

プロトコル
説明
J1939
商用車のネットワークと通信のための標準規格。パワートレイン向けネットワークが主なアプリケーションです。
CANopen 
CANベースの通信内容とデバイス機能を定義するCANプロトコル。CANopenは鉄道、医療、産業、農業、大型車両およびバス、船舶、オフハイウェイ車両、ファクトリーオートメーション、航空などの業界で使用されている、標準化されたネットワークアーキテクチャーです。 
農業分野での移動機械で使用される、オープンなネットワーク上でのCANベースの通信。ISO 11783はCANに基づくマルチマスターネットワークであり、そのプロトコルはJ1939と整合しています。
XCP
ECUを最適にパラメーター化するための測定およびキャリブレーションプロトコル。

 

CAN/CAN FDネットワークのWake-Up Pattern

Wake-Up Patternの改訂

ISO11898-2: 2016仕様により、従来のCAN、特にCAN FDネットワークに対するWake-Up Patternが改訂されました。新しいWake-up PatternはISO 11898-5: 2007に基づくこれまでのパターンよりもはるかに堅牢です。

ベクターは、これら2つの文書間でのWake-up Patternの比較と、適切なWake-up Pattern.の作成方法を以下の記事で簡単に説明しています。

関連情報

ファクトシート:

製品の概要(PDF)

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オンラインセミナー"Introduction to CAN FD"(ライブストリーミング、約55分、英語版)

オンラインセミナーを見る

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ベクターのナレッジベースでは、グローバルのお客様FAQを掲載しています。

 

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トレーニング

ベクター・ジャパンでは、ベクターのソフトウェアツール、ソフトウェアコンポーネント、最新のバステクノロジーやプロトコルに関する日本語のトレーニングを多数開催しております。トレーニングの概要につきましては、トレーニングポータルにてご紹介しておりますので、是非ご覧ください。

 

ベクターのソリューションおよび製品のメリット

Graphic of the comprehensive CAN tool chain by Vector

製品を使用するどのアプリケーションエリアにおいても、以下のメリットが得られます:

  • ベクターの車載ネットワークにおける長年の経験に基づいた実績あるCAN対応製品と的確なサービス
  • 拡張されたCANプロトコル「CAN FD」に対応
  • 新しい技術を既存の車両アーキテクチャーに容易に統合するための汎用ツールチェーン

 

開発とテスト

ベクターがお届けする専用のハードウェア/ソフトウェアで、ECUの開発とテストを効率的に、しかも高い信頼性で実施できます。

 

Graphic of Vector tools for development and test CAN/CAN FD
モニタリング/残りのネットワークシミュレーション
車内のすべての通信をバスやプロトコルをまたいで解析できるほか、CANだけでなくLINやFlexRayなどの解析およびスティミュレーション機能も利用できます。
1つのツールで、ネットワーク上での残りのバスシミュレーションと、ECUおよびネットワーク全体のテストが可能です。CANのほか、LINやFlexRayなどにも対応する解析およびシミュレーション機能が装備されています。
ネットワークインターフェイス:
VN1600インターフェイスファミリーを用いてCAN (FD) やLINネットワークへ柔軟なアクセスが可能です。 小型化・軽量化に重点を置いたVN1610/VN1611は2チャンネルを搭載。
一方、VN1630A/VN1640Aは最大4チャンネル搭載可能であり、柔軟性とI/Oサポートに力を入れた設計になっています。
テストハードウェア
ECUと、その機能テストを効率的に行うためのモジュール型のテスト用ハードウェア。CANoeとの併用により、高いパフォーマンスと柔軟性を備えたテストソリューションとして使用できます。
ECUベーシックソフトウェア
MICROSAR.CANパッケージには、AUTOSARアーキテクチャーにCAN通信用に定義されているベーシックソフトウェアモジュールと、便利な拡張が多数含まれています。また、XCPでのキャリブレーション、ゲートウェイ、リプログラミングなどの基盤にも適しています。
MICROSAR.CANはAUTOSAR ECU用の組込ソフトウェア、MICROSARの一部です。
車両のCAN通信に使用される、自動車メーカー固有の組込ソフトウェアです。機能の詳しいスコープは自動車メーカーが指定し、その多くはISO、OSEK、ASAMなどの標準規格に準拠しています。
プロトタイプ作成 / 少量生産
ベクターコントローラーは、データ通信を中心とした特定のユースケースに対応するECUで、短期間での動作サンプルの開発や、量産での利用に最適です。商用車向けの充電ECUからゲートウェイに至る多くのユーザー間で開発費が分担されるため、価格を抑えることができます。

診断

以下のベクター製品は、CANおよびCAN FDでの車両診断をサポートします。

 

シミュレーションおよびテストツール
CANoeに含まれている診断機能セットにより、KWP2000またはUDSの標準規格に準拠した診断通信の解析が可能になります。ODXや CANdelaStudioの記述ファイルを使用してパラメーターを割り当てることで、CANoeは診断テスターとしても、またECU診断のシミュレー ションにも使用できます。CANoeにはまた、OBD-IIテスター機能も統合されています。
CANalyzerに含まれている診断機能セットにより、KWP2000またはUDSの標準規格に準拠した診断通信の解析が可能になります。ODXや CANdelaStudioの記述ファイルを使用してパラメーターを割り当てることで、CANalyzerはECU診断の診断テスターとして使用できま す。CANalyzerにはまた、OBD-IIテスター機能も統合されています。
DiVaはCANoeの機能を拡張し、ECUに実装されている診断通信機能の評価を行うテストモジュールの自動生成と、その自動実行を可能にします。テストケースは診断記述に基づいて生成されます。
CANoe.DiVaは、自動車メーカーやサプライヤーでの使用を想定した製品です。
Indigoは、だれでも簡単に操作できる診断テスターです。通信に必要な設定は行われるので、面倒な通信プロトコルに悩まされることがありません。簡単な操作で車両全体の状態を一覧で確認、または、個別のECUの診断データを確認できます。
Indigoは、実際に利用される場面を想定して開発されており、診断作業に必要な数々の機能をあらかじめ用意しています。Indigoを使えば、診断タスクを最小限の労力で簡単に処理できます。
組込ソフトウェア
MICROSAR.DIAG
MICROSAR.DIAGパッケージには、UDSプロトコルのほか、自動車メーカーが定義する独自の診断要件を実装するための、AUTOSARに 準拠したベーシックソフトウェア (BSW) モジュールが含まれています。特定の診断仕様がないECUについては、自動車メーカーに依存しないパッケージをご利用いただけます。
これは、たとえば以下のような用途に最適です。
  • エラーのログおよび管理を自動車メーカー別に実装
  • 診断テスターとECU間通信用の診断プロトコルを自動車メーカー別に実装
  • アクティブなエラーエントリーによって特定の機能を停止
MICROSAR.DIAGはAUTOSAR ECU用の組込ソフトウェアの診断機能部分で、MICROSAR製品の一部です。
CANdesc
CANdesc (desc: diagnostic embedded software component) は、ECUの機能やハードウェアに依存しない診断機能の実装に使用します。
CANdescの利用によって、自動車メーカーとECUサプライヤーの双方で、実装の統一、同じ自動車メーカーの複数の製品ライン、または異なるメーカーの診断プロトコルを実現できます。

 

キャリブレーションとフラッシング

以下のベクター製品では、CANおよびCAN FDを介した個別のECUのリプログラミング、測定、キャリブレーションが可能です。

 

PC
vFlashは1つ、あるいは複数のECUをCAN/CAN FD、LIN、FlexRay、DoIP経由でプログラミングできる、操作の簡単なツールです。
CANapeの主な応用分野は、ECUパラメーターセットの最適化(キャリブレーション)です。CANapeとECUの間の通信は、VX1000ハードウェアを用い、XCPなどのプロトコルや、マイクロコントローラー固有のインターフェイスを介して行われます。

CANapeとVX1000:XCP経由での測定、キャリブレーション、フラッシュを、高いデータスループットで、しかも実行時のECUへの影響を最小限に抑えながら実施できます。
ECU
MICROSAR.CANパッケージには、AUTOSARアーキテクチャーにCAN通信用に定義されているベーシックソフトウェアモジュールと、便利な拡張が多数含まれています。また、XCPでのキャリブレーション、ゲートウェイ、リプログラミングなどの基盤にも適しています。
MICROSAR.CANはAUTOSAR ECU用の組込ソフトウェア、MICROSARの一部です。
車両のCAN通信に使用される、自動車メーカー固有の組込ソフトウェアです。機能の詳しいスコープは自動車メーカーが指定し、その多くはISO、OSEK、ASAMなどの標準規格に準拠しています。
ベクターフラッシュブートローダーは開発、生産、保守時にECUをリプログラミングするための統一されたソリューションです。メーカー各社の仕様に準拠するだけでなく、当該メーカーとの連携により、継続的に開発を行います。

リアルタイムソリューション

ベクターは、複雑なネットワークのシミュレーションやバイパス処理などのリアルタイム性を重視するアプリケーション向けに、正確な時間動作が可能なソリューションを提供しています。

 

Graphic with tools for real-time critical applications over CAN/CAN FD
ネットワークシミュレーション
1つのツールで、ネットワーク上での残りのバスシミュレーションと、ECUおよびネットワーク全体のテストが可能です。CANのほか、LINやFlexRayなどにも対応する解析およびシミュレーション機能が装備されています。
CAPL-on-Board
CAPLネットワークノードの特殊な実行モードです。これを使用することにより、リアルタイム性とパフォーマンスが求められるシミュレーションモデルを、ネットワークインターフェイス上(オンボード)で直接実行できます。
特長
  • ジッター低減/遅延時間の減少
  • PC使用率の低下
 
高性能のインターフェイス
 
VN8900およびVT6000を利用したリアルタイムシステムは、以下の2つのコンポーネントから構成されます。
 
1. ユーザーPC
  • CANoeのグラフィカルユーザーインターフェイスを操作するためのフロントエンドとして使用
  • データやテスト結果を記録するためのホストとして使用
 
 
2. ランタイム環境用RTサーバー
  • 残りのバスシミュレーションと環境シミュレーションに使用
  • テストスクリプトの実行に使用

特長:
  • ユーザーインターフェイスとシミュレーションの部分が独立しています。そのため、コンパイルやウィルスチェック、OutlookといったPCの他のタスクがバスシミュレーションや測定に悪影響を及ぼすことはありません
  • モニタリング、ソフトリアルタイムシミュレーション、リアルタイムシミュレーションなどのユーザー定義の要件に基づき、システムのコンフィギュレーションを簡単に拡大できます
  • 同一のモデルをリアルタイム環境と従来型の環境の両方で実行できます
  • モデルをより精度が高く、よりジッターが少ない、すなわち、より正確なリアルタイム環境で実行できます
  • ワークフローはCANoeの標準のワークフローと同じです
 
バイパス
CANape
CANapeの主な応用分野は、ECUパラメーターセットの最適化(キャリブレーション)です。CANapeとECUの間の通信は、VX1000ハードウェアを用い、XCPなどのプロトコルや、マイクロコントローラー固有のインターフェイスを介して行われます。
CANapeとVX1000:XCP経由での測定、キャリブレーション、フラッシュを、高いデータスループットで、しかも実行時のECUへの影響を最小限に抑えながら実施できます。
連結型のバイパスソリューション
バイパスを構成するベクターのソリューション:
  • CANape、VN8900、そして測定およびキャリブレーションハードウェアのVX1000を連結することで、バイパス実行のためのトータルなソリューションを構成できます
  • VN8900ネットワークインターフェイスがバイパス演算プラットフォームとして機能し、VX1000システムは、ECUへのハイパフォーマンスな測定/キャリブレーションの接続実現します
  • CANapeでは、ソリューション全体の設定を行い、シグナルやパラメーターを可視化します

特長:
  • CANapeのVN8900に関するバイパス設定をシームレスに実施可能
  • Simulinkをオンラインでモニタリングするための、ステートフロー表示も含まれたモデルエクスプローラ
  • Simulink向けのベクターバイパス用ブロックセットを同梱
  • パラレルおよびスタンドアロンのバイパス実行
  • 正確な時間動作によるバイパス機能の実行
 

 

ハードウェア製品

ネットワークインターフェイス:

ツール
PCとの接続形態
ネットワーク
(CANoe専用の妨害発生ツールとしても使用可能)
USB CAN/CAN FD
PCIe CAN/CAN FD、J1708、LIN、SENT
VN1600インターフェイスファミリー USB CAN/CAN FD、J1708、LIN、(SENT)
VN4610 USB CAN/CAN FD、IEEE 802.11p
VN5600ファミリー USB CAN/CAN FD、Ethernet
VN7572 PCIe CAN/CAN FD、FlexRay、J1708、LIN
VN7610 USB CAN/CAN FD、FlexRay
VN7640 USB、Ethernet CAN/CAN FD、DoIP、FlexRay、IEEE 802.11p、J1708、LIN
VN8810 USB、WiFi CAN/CAN FD、DoIP、LIN
VN8900ファミリー USB (RT PC)、thernet CAN/CAN FD、FlexRay、J1708、LIN
Bus transceivers for CAN/CAN FD、FlexRay、J1708、LINおよびSENT

 

ハードウェアツール:

ツール 特長 ネットワーク
GL1000ファミリー
小規模なネットワークのバス通信を記録する車載データロガー
CAN、LIN
GL2000ファミリー
中規模なネットワークのバス通信を記録する車載データロガー
CAN、 (CAN FD)、LIN
GL3000ファミリー /
GL4000ファミリー
大規模なネットワークのバス通信を記録する車載データロガー
CAN、(FlexRay)、LIN
GL5000ファミリー
ゲートウェイ機能を備えたデータロガー
CAN/CAN FD、FlexRay、LIN
CANoe .Scope / CANalyzer .Scope バスプロトコルエラーをビット精度で解析するUSB接続の統合オシロスコープソリューション CAN / CAN FD、LIN、FlexRay

 

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