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プロトコル
商用車には電子部品が幅広く使われており、部品どうしがネットワークでつながっています。そのオープンなプロトコルは、商用車向けのネットワークに関する特殊な要求事項を満たす必要があります。RS232/485関連のバスシステムの時代には、米国のSociety of Automotive Engineers(SAE)に加盟する自動車メーカーとサプライヤーが共同で、バスシステムの使用に関する標準規格を策定しました。その一例であるSAE J1708/J1587標準規格は、今でも診断分野で活躍しています。
現在最も広く利用されているプロトコルはSAE J1939です。これは、J1587標準規格をCANベースに発展させたものです。ほかにも注目すべき例として、特殊車両や建機の上部構造をネットワーク化するためのCANopenとISOBUSや、トラックとトレーラー間のインターフェイスを規定するISO11992が挙げられます。
一方、XCPプロトコル(XCP)は主にカーエレクトロニクス開発に利用されています。XCPは、2003年にASAM e.V.によって標準化されたネットワークプロトコルです(ASAM MCD-1 XCP)。XCPはパラメーターの調整(キャリブレーション)や電子制御装置のテストに用いられます。
SAE J1939

ISO11783

J1939をベースにしたISO 11783は、CANベースの通信でオープンネットワークを実現し、作業機械を農業分野で応用するための標準規格です。ISO 11783は、J1939と相性の良いプロトコルを持つCANベースのマルチマスターネットワークです。
SAE J1587

SAE J1708は、商用車産業で利用する双方向シリアルネットワークについて定めたものです。SAE J1587標準規格は、SAE J1708ネットワークをベースにして各種ECU間で行われる通信と標準データ交換方法について規定しています。
GB/T 27930

中国で開発されたGB/T 27930標準規格は接触式のコンダクティブ充電に対応し、電気自動車(EV)とハイブリッド車(HEV)の両方に適しています。GB/T 27930はSAE J1939ネットワークプロトコルに基づく接触充電用の標準規格で、充電器と車両のバッテリー管理システム(BMS)をCANバスを用いてポイントツーポイント接続で結びます。GB(Guobiao、国標)標準規格は中国電気企業連合会(CEC)が公開しています。
CANopen

CANopenの分野では、非常に難しい課題をより迅速に、かつ高い効率性と費用対効果で解決しなければなりません。ベクターはこの分野で培ってきた幅広いノウハウと長年の経験に基づいて、最新の製品とサービスを提供しています。
XCP

XCPを全製品でサポートすることにより、ベクターは開発プロセスのあらゆる場面でお客様に最適なソリューションを提供します。XCPプロジェクトをスピーディーに、しかも高い信頼性で完成させる―。お客様のそのプロセスを、先進的で高機能の開発ツール、ベーシックソフトウェア用の通信モジュール、ECUインターフェイス等によりサポートします。