OSEK/VDX®対応製品
OSEK/VDXとは、欧州の自動車産業界のオペレーティングシステム規格です。そのため、OSEK/VDXは、最小限のメモリとCPU時間を要件とするアプリケーション用として、特別に作られました。公式の仕様については、www.osek-vdx.orgを参照ください。
OSEK/VDXは、Siemens AGの登録商標です。
OSEK/VDXをバックアップするのは?
長期にわたる有用性や互換性は、BMW、DaimlerChrysler、Renault、Volkswagenおよびその他のOSEK/VDX運営委員会により保証されています。またOSEK/VDXの仕様は、委員会のメンバーにより編集されています。Vector InformatikはOSEK/VDX委員会のメンバーの一員です。これらのメンバーリストはOSEK/VDX websiteで確認することが可能です。
OSEK/VDX規格について
OSEK/VDXは、オペレーティングシステム規格そのものに加えて、いくつかのサービスを定義しています。
OS、NMおよびCOMの仕様書は、オペレーティングシステム、ネットワークマネージメントおよびデータ通信について記載しています。これら3つの規格は、完全に独立しており、お互いに結合することも、個別に使用することも可能です。
OILとORTIはオペレーティングシステムの向上と整合のとれた処理を行えるように作られた規格です。Modistarcは、OSEK/VDX適合テストに関する記述です。
osCANは、OSEK/VDXオペレーティングシステムの仕様を実装したベクターの製品です。 osCANの特長は、ネットワークマネージメントとOSEK/VDX-COMの機能を容易にインテグレーションできる点にあります。
詳細については、osCAN product description と CANbedded のページを参照ください。
規格の機能
- OSEK/VDX-OS: OSEK/VDXはプリエンプティブ・マルチタスクオペレーティングシステムです。 OSEK/VDXは、CPU時間やハードウェアリソースを最適化して利用するために、スタティックなオペレーティングシステムを定義しています。詳細の機能については、 osCAN 製品説明細の中で述べられています。
- OSEK/VDX-NM: ネットワークマネージメントは自動車に搭載されているアプリケーションとして主に用いられています。主な役割は、全てのバスノードをスリープモードからノーマルモードへマイグレーションさせることや、あるいはその逆を調整し同期処理することです。従って、CAN Busをマニュアルでスリープモードに設定したり、ウェイクアップさせる必要はありません。詳細については、CANbedded のページを参照ください。
- OSEK/VDX-COM: この規格はタスクやISRにおけるのデータ通信について記述しています。これらは、ターゲットプラットフォーム上で実行するか、ネットワークを介してデータ通信を行うかのいずれかとなります。 ターゲットハードウェア内のデータ通信は、常にosCANによって行われます。これは、ネットワークから独立したアプリケーションの基本メカニズムだからです。CANに関するデータ通信についての詳細はCANbeddedのページを参照ください。
Supporting Standards
- OIL(OSEK Implementation Language): OSEK/VDXは、スタティックなオペレーティングシステムです。従って、システムオブジェクトの定義はコンパイル前に必要となります。異なるインプリメンテーション間でポータビリティを保証するために、オブジェクトに記載される標準フォーマットが必要となります。最近では、オペレーティングシステムのインプリメンテーションのほとんど全てにおいて、OILファイルを効率的に使用することが可能なグラフィカルコンフィグレーションツールを提供しています。
- Modistarc: これは規格ではなく、これらの規格の様々なインプリメンテーションに対するテストスイートを記述するための研究機関です。
- ORTI(OSEK Run Time Interface): ORTIはオペレーティングシステムとエミュレータ間のインターフェイスを規定しています。そのため、エミュレータは異なるベンダーのオペレーティングシステムであってもOSEK awareness(OS情報)を提供することが可能です。