MDF形式を使用した測定データの効率的な保存
MDF (
Measurement
Data
Format) は
ベクターとロバート・ボッシュが共同開発した測定データ用のバイナリーファイル形式です。
MDF形式は自動車業界の測定における測定データの標準で、ベクターの多くのツールはMDF形式を標準形式として記録データを保存します。
他の多くのツールメーカーもMDF形式をサポートし、測定データをMDFファイル形式で保存します。
利用可能性
ベクターは、MDF形式を使用可能にすることで、この傾向に対応しています
(
MDF仕様バージョン3.2)。
また、フリーウェアの
MDF Validatorを入手すれば、MDFファイルの構造をグラフィカルに表示し、仕様に準拠しているかどうか確認できます。
CANape、
CANgraph、
CANdito
にはMDFLibというMDFファイルにアクセスするための無償ライブラリーが付属します。
利点
- 高性能な測定データの読み書き
- MDFの以前のバージョンとの強力な互換性
- 将来の仕様適合の準備が整っている
- 多くの市販されているツールで広く配布
MDFの成功に寄与した重要な要因は、保存領域を節約し素早く保存するという測定データを非常に効率的に保存する手段です。
また、ファイルのデータへの読取アクセスも最適化されます。この場合ファイルを初めて開くときのようにファイルを変換 (ソート) し
インデックスを付け、データのアクセスが高速に行われるようにします。
詳細
MDFには測定時に発生する測定データの生値と生データの解釈に必要なメタデータの両方が含まれます。
また、生データを物理値やASAM対応のシグナル名に変換するための情報も含まれます。
MDFで使用可能なデータフィールドは、自動車業界の要求に特に適しています。
MDFファイルのオープンデータフィールドにより、ユーザーのコメントやバイナリーデータも保存できます。
この詳細については、仕様書をご覧ください。
MDF仕様書の拡張では、常に互換性に焦点を置いています。
そのため古いMDFファイルも現在のツールを使用して評価し続けることができます。 この互換性とフォーマットの永続性により、MDF形式は広く使用されています。
MDF形式を広範にサポートするツール>>