LIN標準規格

ベクターのLINソフトウェアコンポーネントが最新のLIN 2.1標準規格をサポート
ECU(Electronic Control Unit)開発者が最新のLIN仕様に準拠した、数々の改良と拡張を強みとする新しいソフトウェアコンポーネントをご利用いただくことにより、LINクラスター内のノード間の相互接続性を確保することをお約束します。

LIN 2.1ではシステム記述が改良されただけでなく多くの機能が追加されています。

LINスレーブの動的設定の向上
LIN 2.1の「Assign frame ID range」サービスを導入することにより、単一の設定コマンドを使用して、最大4個のPID(Protected Identifier)をLINスレーブに割り当てることができます。これにより設定時間が大幅に短縮され、システムのスタートアッププロセス時のレスポンス時間が実質的に改善されます。不揮発性メモリーを搭載したLINスレーブはこのPIDを保存できます。割り当ては、LINマスターが新しい「Save Configuration」サービスを使用して行います。

LINスレーブ診断の3クラス(I、II、III)の分類
診断クラスはサポートされる診断サービスの機能が明示的に定義されています。診断のリクエストとレスポンスをサポートするために、診断クラスIIおよびIIIを持つLINスレーブはLINトランスポートプロトコルを提供します。

LINのAPI(Application Programming Interface)の強化
LIN APIにおいて小規模な改良が行われたほかに、アプリケーションがLINクラスターの現在の通信ステータス(Sleep / Awake)にアクセスできるようになったため、LINトランシーバーの統合が非常に簡素化されます。

従来のスレーブデバイスのサポート
LIN 2.1ベースのECUは古いバージョンのLINと併用できます。LIN 1.3 / 2.0スレーブはLIN 2.1マスターとシームレスに通信できます。動的な設定が必要ない場合、LIN 2.1はLIN 2.0マスターとインタラクティブに通信できます。

LINトランスポートプロトコル
LIN 2.1は「Tester Present」などのファンクショナルリクエストの送信をサポートします。バックボーンバスでLINマスターが受信したファンクショナルリクエストは、LINクラスターとその各々のLINスレーブに転送されます。注意:マスターとスレーブ間で実行中の物理診断接続は、このサービスの影響を受けません。

LDF(LIN Description File)/NCF(Node Configuration File)フォーマットの更新
新しい機能をサポートするためにLINコンソーシアムはLDFおよびNCF交換フォーマットを更新しました。ベクターのソフトウェア設定ツールGENyの最新バージョンはすでに最新のフォーマットをサポートしています。

LINに関するベクターのその他のソリューション
ベクターは、ソフトウェアコンポーネントと開発ツール(CANoe、CANalyzer、CANape、Network Designer)により、新しいLIN 2.1標準規格もサポートします。

まとめ
新しいLIN 2.1標準規格によって提供される数々の改良や機能拡張は車両の開発に急速に導入されつつあります。ベクターでは、LINソフトウェアコンポーネントと開発ツールをいち早くお客様にご提供することで、お客様をサポートしてまいります。

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