AudiにおけるXCP on FlexRay

導入企業
- Audi -

Audiは、高級車のカテゴリーにおいて、世界で最も成功している自動車メーカーの1つです。Audiの自動車からは、技術革新、モダン、高品質といったイメージを感じることができます。Audiの競争力の核となっている能力は電子技術です。

課題
- AUTOSAR通信スタックを経由した数千個のECUパラメーターの直接のパラメーター化 -

Audiの次世代車「A8」に搭載されるFlexRayECUのパラメーターを最適化するためには、XCPonFlexRay経由でのECUへのアクセスと高性能な測定/キャリブレーションツールが必要でした。Audiの要求は、ECUのXCP組込ソフトウェアモジュールにAUTOSARとの互換性を持たせることとFlexRayスケジュールのXCPスロットを使用して、データ送信を最大限効率的に行うことでした。

ソリューション
- CANapeとXCPソフトウェアの拡張 -

Audiは開発のプロセス全体で同一のインターフェイスを使用してECUの一元化されたキャリブレーションを行うために、測定/キャリブレーションツール「CANape(キャナピー)と、標準化されたキャリブレーション用プロトコル「XCP」、XCPトランスポートレイヤーを利用しました。ベクターは、XCPスレーブであるXCPソフトウェアとXCPマスターであるCANapeの両方を機能向上しました。この機能向上により、AudiはFlexRayの先進機能である動的バンド幅管理が実現できました。

導入メリット
- 相互に最適化した測定/キャリブレーションツールと高性能なXCPソフトウェアの一元供給 -

Audiの開発者がECU内部パラメーターの測定とキャリブレーションにおいて享受したメリットは次のとおりです。
  • 相互に最適化したCANape (XCPマスター) とXCPソフトウェアを単一の供給先 (ベクター) から入手
  • AUTOSARモデルでのXCPの統合
    既存の通信スタックを経由させることでメモリー使用量を最小化
  • 成熟したソフトウェアモジュール
    低いROMとRAMのメモリー使用量と実行時間の効率化
  • FlexRayバンド幅の動的管理
    使用できる数が限られたXCPスロットを最大限かつ効率的に使用
  • XCPでFlexRayサイクルに依存しないオーバーサンプリングが有効
    非常に変化の激しいシグナルであっても確実に測定可能
  • 1つのコマンドで複数のシグナルを設定
    測定の開始前にかかる時間を大幅に短縮

 

Detailed information is available in the PDF data sheet AudiにおけるXCP on FlexRay(PDF形式)



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