CANoe.DiVa 2.6 - 機能 -
DiVaは、テストの生成仕様を調整するツールとテストジェネレーター、CANoeのテスト機能を拡張するランタイムライブラリー、さらにCANoeが生成するテストレポートを分析するレポート解析ツールから構成されます。DiVaはCANdela形式かODX形式の診断データベースファイルから、テストモジュールを自動生成します。このとき同時に、テストの手順や内容を詳細に記したテスト仕様書も自動生成します。
またDiVaは、CANoe用のテスト環境ファイルを自動生成します。このテスト環境ファイルをCANoeに読み込ませるだけで、テストの準備が完了します。テストを実行すると、テストの過程と結果を分かりやすく、かつ詳細に記録したテストレポートが自動生成されます (CANoeテストレポート)。さらにDiVaは、このテストレポートを読み込み、さまざまな観点から分析・フィルタリングして表示することで、その解析を強力にサポートします。
機能の詳細
- CANdela形式かODX 2.0.1/2.2.0形式の診断データベースから、CANoeテストモジュールを自動生成
- ファンクショナルアドレッシングでのテストも実施 (テスト対象とするのは1つのECUのみ)
- テスト項目の調整や設定が可能
- 通信タイミング
- メッセージフォーマットのテスト
- 診断メッセージ中のデータ値の確認
- ECUの診断機能のテスト
- セッションやセキュリティーレベルのテスト
- テスト範囲の設定が可能
- フルテスト
正常な場合と異常な場合の、すべてのケースについてテストを実施します (回帰テストにも利用できます)。
- 診断サービスの確認
各診断サービスについて、正常な場合のテストのみを実施します。
- クイックテスト
診断サービスの確認に加えて、異常な場合のテストを各一例だけ実施します。
- あらかじめ定められた手順にしたがって、テスター側でトランスポートプロトコルレベルの異常を起こすテストを実施
- 制御システムへの意図しない変更や破損を引き起こす危険があるサービスをテスト対象から除外
- テスト仕様書の自動生成
- サービスIDとサブファンクション、データIDの領域をスキャンし、仕様にないサービスには対応しないことを確認
- CANoeによるテストレポートの自動生成
- 強力なレポート解析機能を搭載し、テスト結果の分析や不具合原因の究明をサポート
- 評価者によるコメントの追記と、これによる分類表示
- テスト結果 (OK/NGなど) による分類表示とフィルタリング
- 複数のテスト結果の比較
- レポートの一部を抽出 (ミニレポート)
- DTCの自動テスト:VTシステムやCANoeインタラクションレイヤーと連携して、エラーが発生する状況を自動的に作り出し、DTCがセットされることを確認
対応診断プロトコル (標準規格)
- Diagnostics on CAN (ISO 15765)
- Unified Diagnostic Services on CAN (ISO 14229)
- KWP2000 (ISO 14230-3)
- OBD (ISO 15031/SAE J1979)
- GMLAN (GMW 3110 v1.5/v.1.6)
- 自動車メーカー数社の追加テスト仕様にも対応
要件
DiVa 2.6は、バージョン7.6以降のCANoeの、fullまたはrunグレードと組み合わせて使用します。テストを生成するためには、CANdela形式かODX形式の診断データベースファイルが必要です。
この診断データベースファイルは、CANoeを診断テスターとして使用する際のパラメーター設定にも利用できます。診断データベースを使うと、診断コンソールを使ってECUと直接診断通信を行うなど、CANoeの「診断機能セット」を有効に活用できるようになります。
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